安住麻里さん思い出の1曲「Hal/六階の少女」|Music Episode #001

誰もが持っている思い出の一曲についてインタビューする『Music Episode』。1回目はタレント・イラストレーターの安住麻里さん。彼女の思い出の曲「Hal/六階の少女」についてお話を伺いました。

タレントであり、学生。
不安定な思春期の支えになった。

ー思い出の一曲を教えてください

Halの「六階の少女」です。

ーどんなエピソードがあるか教えてもらえますか?

私が高校生の頃はバンドが盛んで、私も周りの人達もみんなバンドをやっていました。高校生3年の時に友達からおすすめの曲が入ったCDをもらったのですが、その中に「六階の少女」が入っていました。

この曲はNumber Girl向井秀徳さん(現・ZAZEN BOYS)がシンガーソングライターであるHalに提供した曲で、歌詞もメロディーもNumber Girlのテイストになっているのですが、その独特な世界観を保ったまま、ボーカルの女性が力強く儚げに歌っているのがとても印象的でしたね。

この曲が好きになった理由は、思春期の自分と重なる部分が多かったからだと思います。当時私はマンションの六階に住んでいたので、タイトルを見たときに、「私のことだ」と思いました。サウンド自体も大好きなNumber Girlのキレキレな音で一瞬で引き込まれましたね。

ー安住さんの見た目からは想像できなかったので意外です。どんな思春期を送っていたんですか?

精神的に揺れ動くことが多い時期だったので、退廃的な雰囲気のあるこの曲は、まるで私のことを歌っているように思えましたね。家で1人でこの曲を聴いて、自分の世界に入り込んでいました。

私は中学3年生から芸能活動をしているのですが、高校生の頃は10代という売れやすい時期の中で、「私はこの先どうなるのだろう」という不安もあって、仕事も学校も順風満帆というわけではありませんでした。

私は精神的に辛いと感じたとき、無理矢理元気な曲を聞かずに、あえて暗い曲を聴くようにしています。曲の世界に入りきっている自分に酔うというか。

私しかいない部屋で1人、だらけた格好で夕日を眺めている。そんな自分と「六階の少女」がシンクロしているように当時の私は感じていました。

心が荒んで世の中を斜に構えて見ていた自分に深く刺さったのだと思います。一度精神的に落とせるところまで落とすことで、「とにかく頑張るしかない」と気持ちを切り替えることができましたね。

ーまさに安住さんが「六階の少女」だったというわけですね。最後に一言お願いします!

私の周りには音楽をやってる友人がたくさんいて、音楽に触れる機会は多いんですが、私自身もチャンスがあれば音楽活動をしたいなと思ってます。

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スギタヨウヘイ

1990年生まれのライター。文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

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イラストレーターやタレントなど幅広く活動中。「spica」というオリジナルブランドを展開されています。
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