【10月連載2/4】Bearwearセレクト『Autumn Playlist』Into It. Over It.、Blink 182、ART-SCHOOLなど

Rensai

文: Yuya Eto 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。10月は「秋」をテーマに選んでもらっています。関東を拠点に活動する新鋭インディー/エモバンド・Bearwearから先週に続いてボーカルのKazmaさんがセレクト。

Bearwearのヴォーカル・Kazmaセレクトの秋を感じる曲

The Shaking Of Leaves / Into It. Over It.

インタビュイー画像

Kazmaセレクトコメント:

エモリバイバル最重要人物Evan Weissのソロ名義Into it. Over it.です。Shaking of Leaves(葉の揺れ)も枯れ葉っぽい秋だし、このMVのアニメーション映像もいい感じに秋から冬にかけての季節感なんですよね。亡くなった友人を思って作った曲と映像っていうバックグラウンドを知るとより一層考えさせられます。

Story Of A Lonely Guy / Blink 182

インタビュイー画像

Kazmaセレクトコメント:

おふざけソングが多いBlink-182だけど真面目にセンチメンタルな曲も良い曲が多い。10月に入ったけど台風で雨の日が多いのでこれを選びました。「彼女のせいで雨の日みたいな気分になるし、その台風が去ったあとは僕の中はボロボロで」ってなんか思春期の男の子が書いた詩みたいな言葉とda da da da~♪っていうBlinkらしいガキっぽいメロでより一層切なくなってしまう。

スカーレット / ART-SCHOOL

インタビュイー画像

Kazmaセレクトコメント:

「よく澄んだ10月に僕らは…」って耳に残るフレーズから始まるこの曲も安直に10月って理由で選曲。僕はART-SCHOOLのがっつりファンってわけじゃないです。でも中学の時に先輩がこの曲が収録されているミニアルバム『スカーレット』を僕のウォークマンに入れてくれて、なぜかこのミニアルバムだけひたすら聴いてました。その時ウォークマンに入れられたアルバムはこれとSlipknot銀杏BOYZFACTBEAT CRUSADERSNOFXでした。懐かしい。

金木犀 / Age Factory

インタビュイー画像

Kazmaセレクトコメント:

この前9月にAge Factory見に行ったらボーカルのエイスケさんが「夏は終わったらしい」ってMCで吐き捨ててからこの曲やってましたね。汗だくになりながら。彼らの『autumn beach』も秋にまつわる曲名。『十月十三日』も誕生日由来だけど十月にまつわる名曲。彼らは本日10/10に新アルバム『GOLD』をリリースしたんですけど、それもブッ飛べる曲が多くて、食欲の秋にふさわしい『HUNGRY/猿』とアルバムを締めくくる『TONBO』を聞いて飛びました。

金木犀の夜 / きのこ帝国

インタビュイー画像

Kazmaセレクトコメント:

そして最後はきのこ帝国が先月リリースしたアルバムに収録されていた金木犀の曲。秋ってテーマじゃなかったら同じアルバムの『中央線』って曲紹介したかったです。僕が先週大学生活5年間過ごした中央線沿いから引っ越したからって理由なんですけど。どうやらその『中央線』はメンバーが大学生の時に書き上げた曲らしく、より一層感情移入しちゃって。今年はきのこ帝国の過去作のアルバム聞いてよく泣いた年だったんですけど、このアルバムはなんか泣くっていうよりホッと落ち着いて気持ちの整理させられたアルバムでした。

毎週水曜更新!Beaewearの『Autumn Playlist』




INFORMATION

10/24にミニアルバム“DREAMING IN.”をリリースします。

Bearwear『DREAMING IN.』

2018年10月24日(水)リリース
01. Intro
02. I’ll take you anywhere
03. Proxy
04. e.g.
05. Free Fall
06. In The Wood
07. May

Bearwear Profile

Bearwearは2016年に Kazma(Lyric/Vo)、kou(Music/Arrange/Ba)の2人を中心に結成されたインディエモバンド。サポート含めフレキシブルな体制で活動をしている。

2018年春にリリースしたシングル「e.g.」がネット上のインディ・ファンの間で注目を浴びると、すぐにネット・レーベル Ano(t)raks のコンピレーション1曲目に選曲されるなど話題を呼んでいる。夏には「Dead Funny Records」と契約を交わし、過去作のシングルをデジタル・リリース。10月には初の流通作品『DREAMING IN.』をリリースする。

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