細部まで煌めきの詰められた、寺岡アンジのサイケ・ポップ

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ!今回は寺岡アンジをご紹介します。

好きと今の折衷案を

愛知県出身の宅録サイケ・ポップを謳うアーティスト、寺岡アンジ。作詞作曲はもちろん、レコーディングやミックスまでこなすクリエイターだ。

The Beatlesをルーツに持つ彼が作る楽曲は、60′-70’sのUKロックが香る。それでいて、フィルインにも微細なこだわりが詰めこまれ、メロディーラインには歌謡曲の影響が感じられるのも印象的だ。
今っぽい音や旋律を取りこみながらアコースティカルなサウンドの良さも活かし、自分の好きと今鳴らすべき音の折衷案を探っているのだろう。聴けば聴くほど、新たな発見に出会えるのが寺岡のクリエイティブなのだ。

先日配信が開始された『STARSHIP PIE』は、彼にとって2ndアルバムとなる作品。宇宙をコンセプトに作られており、浮遊感やスペイシーを感じさせるサウンドメイクになっている。しっかり聴き惚れてしまうメロディーにも注目してほしい。

寺岡アンジ

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