高山燦セレクトコメント:
Judee Sillは僕が大学を出て、シェアハウス(クズハウスと呼ばれていた)を始めた時に、前の住人が残していった荷物にそのCDが紛れてました。やることも無く途方に暮れてた時に何気なく聴いてみると、なんかすごい救われたような気がしました。そこからライナーノーツを読んでグッときて、別のアルバムも聴いてさらに好きになりました。繊細かつ壮大で、でも脆くて刹那的な感じもします。この曲は恋人との別れについて書いてありますが、傷ついて、でもちょっとツンと強がった女の人っぽさがして、凄く好きな曲なのです。Judee Sillは自分のどうしようもない時期の救いでした。高山燦セレクトコメント:
高木正勝さんは初期の電子音の時から、田舎に住まはるようになっての音楽まで全て好きでよく聴いてます。このアルバムは高木正勝さんが田舎の自宅でほぼ録られたみたいで、森林の中へ入り、思いを馳せて作ったと書いてありました。僕は家でデザインの仕事をする時に毎回このアルバムを聴きます。ヘッドフォンで一曲目を流した瞬間から、集中するスイッチがぱちっと入る感じがします。目の前の誘惑や要らない思考、今いるところに別れを告げることができます。後から、森林を思って作られたと読みましたが、すごく納得しました。高山燦セレクトコメント:
この曲は当時、付き合っていた彼女に教えてもらいました。とても衝撃でした。この曲にも、この曲をキラキラした目で教えてくれるその子にも。日本のフォークが好きで、その子の影響で色々聴くようにもなりました。ありがとう。一度、木村充揮さんの弾き語りライブを見に行った時に、客に「パチンコやって〜」と煽られて、「もうパチンコやめたから、それ…でけへんねん」と少し寂しそうに言うてはる木村充揮さんを見て、みんな色々あるんやなぁと、人間大変やなぁと思いました。僕はこの曲を聴くと教えてくれたその子を少し思い出します。別れちゃったけど。高山燦セレクトコメント:
Chantal Acdaの2枚目のソロアルバムに入っている6曲目です。全曲通じてとても心地よくて好きです。この曲は特にドラムインする瞬間が本当に最高です。また、尊いけど牧歌的な感じもする歌声とそれを支えながら広がるアンサンブルは夜寝る前にぴったりです。特にさみしい夜にオススメです。じんわり優しく温めてくれるような気がします。そのうち体からぶわっと幽体離脱して体にお別れをして意識だけの気持ちのよい世界に行けそうな。行けなさそうな。なんて。
バレーボウイズ Profile
Information
2019年4月3日(水) Release
3rd mini album「青い」1800円+税 / PECF-1170 / felicity
[収録曲]
1.ひとのこ
2.渚をドライブ
3.ひがしのまち(album ver.)
4.若者たち
5.よわむし
6.タイトルコール
7.人間大好きバレーボウイズ「青い処」ツアー
4/12(金) 京都・Live House nano
5/9(木) 愛知・池下CLUB UPSET
5/12(日) 大阪・心斎橋Live House Pangea
5/18(土) 東京・新代田FEVER[ライブスケジュール]
3/17(日) 熊本サーキット「HAPPY JACK 2019」
3/24(日) 名古屋サーキット「IMAIKE GO NOW」
3/30(土) 「第二回うたのゆくえ」at.京都・VOXHall
4/7(日) 東京サーキット「SYNCHRONICITYʼ 19」
4/27(土) 宮城・野外フェス「ARABAKI ROCK FEST.19」
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Writer
DIGLE MAGAZINE 副編集長
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