『文化庁メディア芸術祭』受賞作発表、エンタメ部門大賞は『チコちゃん』

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『第22回文化庁メディア芸術祭』の受賞作品が発表された。

「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門で国内外の優れた作品を顕彰し、受賞作品の鑑賞機会を提供する『文化庁メディア芸術祭』。今回は過去最多となる102の国と地域から4384点の作品が寄せられた。

アート部門の大賞は古舘健によるサウンドインスタレーション『Pulses/Grains/Phase/Moiré』、優秀賞は真鍋大度(Rhizomatiks)、石橋素、MIKIKO、ELEVENPLAYによるダンスインスタレーション『discrete figures』など、新人賞は(euglena)によるメディアインスタレーション『watage』などが受賞。

エンターテインメント部門の大賞にはテレビ番組『チコちゃんに叱られる』、優秀賞にはMIKIKOが代表を務めるPerfume+Reframe制作チーム、真鍋大度、石橋素によるパフォーマンス『Perfume×Technology presents“Reframe”』、「TikTok」Japanチームによるアプリケーション『TikTok』など、新人賞には山田健人が監督を務めた水曜日のカンパネラ“かぐや姫”PVなどがライナップしている。

アニメーション部門の大賞にはボリス・ラベによる短編アニメ『La Chute』、優秀賞にはセバスチャン・ローデンバック監督による劇場アニメ『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』、石田祐康監督の劇場アニメ『ペンギン・ハイウェイ』、高坂希太郎監督の『若おかみは小学生!』、新人賞には山下明彦による短編アニメ『透明人間』などが選出。

マンガ部門の大賞にはBoichiの『ORIGIN』、優秀賞には宮川サトシの原作、伊藤亰の作画による『宇宙戦艦ティラミス』、コナリミサトの『凪のお暇』、紗久楽さわの『百と卍』、齋藤なずなの『夕暮れへ』、新人賞には黄島点心の『黄色い円盤』などが選ばれた。功労賞は池田宏、呉智英、小池一子、三田村畯右。

賞状、トロフィーに加えて、大賞には副賞100万円、新人賞には副賞30万円、優秀賞には副賞50万円が贈られるほか、優れた作品を審査委員会推薦作品として選定。贈呈式は5月31日に行なわれる。

受賞作品の展示や上映、関連イベントを実施する『第22回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展』は、6月1日から東京・お台場の日本科学未来館ほかで開催。

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DIGLE編集部

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