日本にルーツを持つキャスキー兄弟を中心メンバーとしたオーストラリアのインディーロックバンド・ラストダイナソーズが、コロナ禍でのピンチをチャンスに変え制作したアルバム『From Mexico with Love』をリリース。自身と向き合いセルフワークや成長について綴った歌詞を、シンプルで真っ直ぐなサウンドで表現した作品となっている。
キャスキー兄弟の弟ロクランが、コロナの影響で帰国できず、メキシコで隔離生活を送ったことから全てが始まった本作。孤独の中で自分自身ととことん向き合った時間が創作の源泉となりアルバム制作がスタート。最終的にはロクランがオーストラリアへ持ち帰った楽曲をバンド全員でアレンジし完成させたという。どの楽曲もシンプルでハッピーな気分になるロックチューンで、日本のシティポップから影響を受けた楽曲もあり、新しくも懐かしさを感じさせるサウンドが耳に残る。その一方で、歌詞では苦悩や葛藤など胸の内を赤裸々に表現。リード曲の「Hanson Ghost」も軽やかで印象的なギターリフとサビの爽やかなコーラスが印象的な楽曲だが、歌詞では毎日を必死に生きる等身大の彼らの素直な気持ちを歌っている。
なお今年9月〜10月にはOKAMOTO’Sとの対バンツアーで来日し、東名阪神奈川でのライブを大成功させ、日本の早耳リスナーの間でも注目度が急上昇している。この機会に是非、最新アルバム『From Mexico with Love』をチェックしてみてはいかがだろうか。
RELEASE INFORMATION
『From Mexico with Love(フロム・メキシコ・ウィズ・ラブ)』
2022年11月4日(金)
Last Dinosaurs(ラスト・ダイナソーズ)
配信リリース&ダウンロード
〈ASTERI ENTERTAINMENT〉【TRACKLIST】
1. Hanson Ghost(アンソン・ゴースト)
2. Look Back(ルック・バック)
3. CDMX(メキシコシティ)
4. Put Up with the Weather!(プット・アップ・ウィズ・ザ・ウェザー)
5. Auto-Sabotage(オート・サボタージュ)
6. Note to Self(ノート・トゥ・セルフ)
7. Can’t Afford Psychoanalysis(キャント・アフォード・サイコアナリシス)
8. The Hating(ザ・ハーティング)
9. Collect Call(コレクト・コール)
10. When I See Pigs Fly(フェン・アイ・シー・ピッグス・フライ)外部リンク
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