チルなサウンドを届ける音楽ラジオ「Tone by Gridge」とコラボレーションし、世界中で活躍しているビートメイカーのお部屋を紹介する企画「クリエイターの部屋」。あまり垣間見ることができないプライベートな空間を特別に覗かせていただき、日常の過ごし方を共有していただきます。
今回はフィンランドをベースに活動しているLofi Hip Hopプロデューサー・Jokujekkuさんに、作業スペースからお部屋のお気に入りのスポット、愛用している機材や、その国ならではの場所まで、インスピレーションが溢れる生活について聞いてみました。
Lofi Hip HopプロデューサーのJokujekkuです。年齢は28歳でフィンランドのヘルシンキに住んでいます。10年くらいビートとエレクトロニックミュージックの制作をしてます。この制作をする前はドラムをメインに演奏していましたが、サックス、ピアノ、トランペットも演奏していました。lofiの他にもハウス、テクノ、ガラージなど様々なジャンルをプロデュースしています。
Jokujekku:
私はフィンランドのヘルシンキに住んでいます。自分の街が大好きで、ほとんどずっとここに住んでいます。私の母はドイツ人で、何度かハンブルクに住んでいたこともあります。今年のヘルシンキの冬は積雪が多く、外を歩くととても美しい景色を楽しむ事ができます。雪が木々を覆い、すべてが穏やかな雰囲気に包まれています。Jokujekku:
昨年、パンデミックの影響で定職に就いていた仕事がなくなってしまったので、自分の家の家賃を払う余裕がなく、幸いにも両親がヘルシンキに住んでいたので、実家に引っ越しました。両親の家の地下室にスタジオスペースを作って、ほとんどの時間はそこで音楽の実験をしています。Jokujekku:
他のお気に入りの場所は、部屋ではないのですが、外に出て自然の中を歩くことです。外を歩いていると、音楽制作時と同じような感覚に陥ることがあります。フィンランドにはそれほど多くの人が住んでいないので、静かな場所を見つけるのは難しくありません。Jokujekku:
楽曲制作にはNative InstrumentsのMASCHINE STUDIOを10年ほど前から使っていて、ノウハウもよく知っているのでお気に入りです。マウスを使う時間が少なくて済むのも理由としてあります。私はドラムをやっていた時からジャズの音楽が背景にあって、ジャズ、ボサノバ、ブルースなどたくさん音楽を聴いてきたので、それをサンプリングするのが好きなんです。MASCHINE STUDIOはその作業をするのにとても最適です。またドラムを叩いて、曲のグルーヴ感やペース感を感じることも大事なので、正確なパッドを搭載したサンプラーは素晴らしい効果を発揮します。MASCHINE STUDIOの新しい機能としては、ベース・シンセがありますが、これもたまに制作で活用します。何かが足りないと感じた時は、他のツールを起動して必要なものを取り出しています。Jokujekku:
私が最近ワークスペースに追加したものは、高さを調整できる電動テーブルです。これでどれだけ背中が信じられないぐらい楽になりました。長時間の仕事でも、立ったり座ったりしながら作業をすることができます。制作中に本当に良いグルーヴ感が出てきたら、それに合わせて少し踊る事もできていいですね。静かで豊かな自然の中で、音楽の制作をしているJokujekkuさんならではの過ごし方は、いかがでしたか?幸せを感じる瞬間を大切にすることは、とても重要なことですよね。
次回も世界中のビートメイカーのお部屋をご紹介するのでお楽しみに!
Tone by Gridge
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