YonYonセレクトコメント:
Mark Reditoは、LAを拠点とするプロデューサーです。「Truly」はMarkが過去にSpazzkid名義で活動していた2014年にリリースした楽曲で、フィーチャリングにはロンドンを拠点とするゆるカワラップユニットKERO KERO BONITOのリードボーカル、Sarah Bonito(Sarah Midori Perry)が参加しています。日本人とイギリス人の両親を持つSarahがバイリンガルで紡ぐ、遊び心溢れるお茶目な歌詞が特徴的です。実のところMarkはフィリピン出身のアーティストで、アジアンナショナルが楽曲となっています。YonYonセレクトコメント:
Neon Bunnyは、2011年にデビューした韓国・ソウル発のシンセ・ポップアーティスト。昨年、ニューアルバム『Stay Gold』日本盤リリースをきっかけに来日公演を成功させました。これまで、ブルックリンの〈CASCINE〉、東京の〈flau〉などから作品をリリースしています。先ほど紹介した、LAのプロデューサーMark Reditoとも親交が深く、よく一緒に曲を作っています。彼女の特徴は曲によって韓国語・日本語・英語をうまく織り交ぜているところ。同楽曲の「Tell Me」では、恋する乙女の片思いをコロコロ転がるような可愛らしいサウンドの上に上手に表現しています。YonYonセレクトコメント:
今年の夏、突如日本の音楽シーンに現れた、実力派女性シンガーソングライターFriday Night Plansは日本人の父とフィリピン人の母を持つ東京出身の22歳の新鋭アーティストです。1st EP『LOCATION-Los Angeles』に収録された同局は、7月にデビューシングル「Happy Birthday」をリリースし、わずか2ヶ月足らずで発表されたものです。制作のスピード感だったり、Spotifyを中心としたプロモーションの仕方、トラックの雰囲気を含めてトータル的に今っぽいアーティスト。今も尚、毎月新曲を出している彼女ですが、今後も楽しみです。YonYonセレクトコメント:
Sam Ruiはシンガーポール出身の女性SSWで、私が一番大好きなアーティストの一人です。その完璧な英語と歌唱力は多くの人を惹きつけ、1stアルバム『Season2』を出したタイミングでSpotifyインターナショナルの「Early Noise 2017」に選出されました。「Boys」は、失恋した女の子に対して、悲しみから早く抜け出して堂々となれと歌っています。個人的には、3分10秒以降の曲の展開がとてもカッコよくて、女性の強さをより強調する展開となっています。YonYonセレクトコメント:
Crushは、韓国のR&Bを牽引するトップメンバーELO、Zion.T、GRAY、LOCOらが所属する『VV:D』クルーに所属し、Zico、Crush、DEAN、PENOMECOの92年生まれで作られたクルー、FANXY CHILDのメンバーでもあります。中学1年生の頃から独学で作曲作詞を始めた彼ですが、この曲に関してはプロデュースをCrushが行い、ボーカルにMisoが参加しています。このスムースでとろけそうな声の持ち主であるMisoちゃんは、インターナショナルに活躍するSSW、DEANが立ち上げた『you will knovv』レーベルの専属プロデューサーであり、SSWです。みんな多才すぎでしょう…。YonYonセレクトコメント:
Se So Neonは次世代のルーキーとして注目を集める韓国のインディーロックバンドです。2018年1月にCHAI、5月にはPAELLAS、そして先月末にはYogee New Wavesと、次々と日本の注目アーティストとの共演をはたし、今年の9月には東京・大阪ツアーを成功させました。グランジーを基盤に今っぽいおしゃれなアレンジと、泥臭いボーカルの相反する組み合わせが魅力の一つ。The Waveはイントロのドラムの入りからグット掴まれるようなものがあって、2:40以降の展開でパーカッションメインに変わる部分もメリハリが効いていてめちゃくちゃカッコ良いです。
YonYon Profile
ソウル生まれ東京育ちというバックグラウンドを持ち、DJ、プロモーター、音楽プロデューサー、ラジオDJとしてマルチに活動するクリエイター。
2012年にDJとしてのキャリアをスタート。Future Beats、Hip Hop、UK Bass、House、Technoまでジャンルを越え直感的にミックスするスタイルが世界中から評価され、日本のみならず東アジア、アメリカ、ヨーロッパなど国内外にまで活動の幅を拡大中。
一方で、その類稀な清涼感のある歌声を生かして国内外のアーティストの楽曲にフィーチャリングで参加している。R&B、HIP HOPのグルーヴをベースに、幼い頃から聴いていたJ-POP/K-POPのメロディーを取り入れ、すでに多くの革新的な作品を生み出してきた。
また、日韓を繋ぐキーパーソンとして[THE LINK]プロジェクトの立ち上げや、ラジオでは同年代のアーティストを紹介する役目を担うなど、彼女のアンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで分け隔てないグローバルな活動に注目が集まっている。
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DIGLE MAGAZINE編集長。フェスとフクロウが好き。
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