現在も新しいポストロックを追求するLITEと、多方面で精力的に活動を続けるDJ/プロデューサーDÉ DÉ MOUSEがタッグを組んだプロジェクトFake Creatorsと、アジアで数々の賞を受賞する台湾のシンガーソングライター・Misi KeによるコラボEP『Rain Dreams』がリリースされた。
すでにシングルとして先行リリースされていた「Far Dreams」や「Chain」、「Ready To Say Goodbye」、「Tuesday Butterfly」の4曲に加え、豪雨のように轟くギターとクリスタルなMisi Keの歌がキャッチーなシューゲイザー「Rain Candy」、ローファイに加工された演奏とあまりにも優しい歌が最先端のアジアンポップスな「貝貝」、古いカセットテープを見つけたようなノスタルジックでエモーショナルなMisi Keの弾き語り「Far Dreams (Unplugged)」、ライブ用に制作されたミニマルな展開とカットアップされたMisi Keの歌がより哀しさを引き立てる「Ready To Say Goodbye (Reprise)」と、新たに録音された4曲を収録した本作。アートディレクションは引き続き新進気鋭の映像作家JACKSON kakiが担当している。
また収録曲「Rain Candy」のMVもFake CreatorsのYouTubeチャンネルにて本日の21時にプレミアム公開予定とのこと。MVは7月10日の渋谷QUATTROで行われたライブで、Misi Keが来日して特別出演した際のライブ映像や舞台裏を編集した内容となっている。下記インフォメーション欄にMVのリンクを記載しているので、こちらも是非合わせてチェックしてほしい。
1stアルバムである「Figure」をリリースした後、サイケデリックやドリームポップ、アンビエントな音が作りたくて、皆であーでもないこーでもないと話し合っているうちにFar Dreamsのデモができました。
ここ数年台湾インディーが好きで、ボーカリストを探している時にMisi Keの歌に出会いました。ぼく達が作った音に彼女が美しい歌詞と歌で命を吹き込んでくれて、彼女はFake Creatorsの音楽を愛してくれました。そしてFake CreatorsのステージでMisi Keは歌っていて、もうアルバムと言ってもいいくらいのボリュームの今作『Rain Dreams』を一緒に完成させました。
雨というとどうしてもどんよりとしたイメージがついてしまいますが、雨に反射した光が無数に輝く、キラキラとした刹那的で幻想的な世界をテーマにしたEPです。
魔法の瞬間があります。 レコーディング・エンジニアが「sound speed」と言うと、誰もが動きを止める。誰も息をすることもなく、突然すべてが真空になる。
私たちの曲は私にとって大切な瞬間であり、バンドメンバーとの瞬間はすべて魔法です。思い出の写真、私はそれを取っておくことに決めました。私たちの笑い声、一粒の雨粒のメロディー、私の顔についた涙。
この雨は、愛する人が私にくれた贈り物。あなたの胸に耳を傾けるとき、そして私のお気に入りでもある”貝貝”を聴くとき、私たちの物語を堪能してください。
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