数々の「アンダーグラウンドなロック・ドキュメンタリー映画」にスポットライトをあてる期間限定の特集上映<UNDERDOCS(アンダードックス)>が6月12日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催される。
上映予定作品は、サンダンス映画祭正式出品作でもある『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』、砂漠の中でSonic Youth、Einstürzende Neubauten(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)、Minutemen(ミニットメン)という奇怪な組み合わせがただひたすら演奏するという現代の野外フェスの原型を捉えた『デソレーション・センター』、Radio Birdmanを描く『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』、90年代エモコアに多大な影響を与え2017年に復活を果たしたJawbreaker(ジョウブレイカー)の『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』が日本初上映。
さらにSex Pistols初のアメリカツアーを追ったパンク・ドキュメンタリー映画の最高傑作『D.O.A.』、Daniel Johnston(ダニエル・ジョンストン)を描いた『悪魔とダニエル・ジョンストン』、おびただしい数のバンドをフィーチャーしたハードコア巨編『AMERICAN HARDCORE』など、久しくスクリーンに登場していない作品が復活。また2006年にシアターN渋谷で3回のみ上映されてその姿を消した『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』の上映も決定。
このほか、Ramonesの『END OF THE CENTURY』、FUGAZIの『FUGAZI:INSTRUMENT』、Bad Brainsの『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』、80年代のLAメタルを追った『ザ・メタルイヤーズ』、The Stoogesの『ギミー・デンジャー』、そしてThe Slitsの『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』がラインナップ。なお、更なる作品の追加が後日予定されている。
パンク中心のラインナップは、10数年前に今は亡きシアターN渋谷で細々と開催されていた<PUNK/HARDCORE FILM FES>の流れを汲んでいるからに他ならず、巨大な商業的成功をおさめるアーティストたちの音楽映画が賑わうなか、真逆を行く、裏街道まっしぐらな上映イベントとなっている。
開催期間はシネマート新宿が6月12日(金)~7月9日(木) 、シネマート心斎橋が6月12日(金)~6月25日(木)。
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