TENDREが作る“Best of 2024”プレイリスト『FIT 2024』｜Clairo、Charlie Burgなど

Playlist | 2024.12.25 2024.12.25

文： TENDRE　編：riko ito　

How was your 2024?
PICK UP SONGS
TENDREが作る“Best of 2024”プレイリスト『FIT 2024』
TENDRE・人気曲プレイリスト

「2024年のベストソング」をテーマにアーティストがプレイリストを作る年末の特別企画。2024年の音楽シーンを象徴するアーティストたちに今年のハイライトとなった出来事や影響を受けた音楽について伺っていく。今回は、繊細で柔らかな楽曲を温かな歌声とともに届けるシンガーソングライター・TENDREが制作したプレイリストをお届け。

アーティストの方にテーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、ベースやギター、鍵盤に加え、サックスなども演奏するマルチプレイヤー・河原太朗のソロプロジェクト・TENDREが登場。年末特別企画のテーマ“Best of 2024”のもと、2024年はどんな年だったのかということを振り返ってもらい、TENDREが今年特に影響を受けた楽曲を集めた全10曲のプレイリストを作ってもらいました。

今回、TENDREが制作したプレイリストのタイトルは『FIT 2024』。彼の楽曲の世界観と共鳴するような温かで愛嬌のある楽曲が揃ったプレイリストの中から、Clairo（クレイロ）、Charlie Burg（チャーリー・バーグ）、そして自身の楽曲をピックアップし、コメント付きで紹介しています。

PROFILE

TENDRE（テンダー）

ベースやギター、鍵盤をはじめサックスなども演奏するマルチプレイヤー・河原太朗のソロ・プロジェクト。

2017年12⽉にTENDRE名義での6曲⼊りデビューEP『Red Focus』をリリース。同作はタワーレコード『タワレコメン』、HMV『エイチオシ』、iTunes『NEW ARTIST』、スペースシャワーTVミドルローテーション『it』に選ばれるなど、各⽅⾯より⾼い評価を獲得した。

2021年4月にシングル「PIECE」にて〈EMI Records〉よりメジャーデビューを果たすと、同年9月にメジャー1stアルバム『IMAGINE』を発表。2022年9月には2ndアルバム『PRISMATICS』をリリースした。

さらに、2023年に活動5周年を迎え、2枚のEP『IN WONDER』『BEGINNING』をリリース。8都市8公演のワンマン・ツアーを開催した。また、ドラマ『すべて忘れてしまうから』の劇伴を手がけるほか、キューピーのCMナレーションも務めるなどその活動は多岐にわたる。

外部リンク

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How was your 2024?

すごく個人的な話ですけど、2024年は「己のしあわせとは？」と云う感じでした。
プライベートでいえば結婚のことや家族との時間を多く作るものも大切だったし、今年はソロツアーをはじめ音楽以外のフィールドでも勉強させてもらう機会がたくさんあったので、創作や音楽の鳴らし方においても“音楽的なしあわせを感じる瞬間”を多く見つけられた気がします。
音楽の聴き方は、やはり職業目線とリスナー目線が分けられてる中でも、ウォームで豊かなサウンド感を特に好んで聴いてたような。
生活と人間の心模様はリンクしてて、ふと隣で気づきを与えてくれるような、人懐っこさとときめきのある曲が好きなんだと感じました。フィットする音楽。

PICK UP SONGS

Clairo「Juna」

たぶん今年特によく聴いてたひと、多いんじゃないでしょうかね。
Clairoのキャリアといいますか、シーンに登場してきた時の良きあどけなさと儚さにきっとときめいた音楽愛あるひとも多かったと思いますが、今年リリースした『Charm』は素晴らしいセンスと愛嬌と哀愁が合わさった作品だなと、気づけばついずっと繰り返し聴いてました。

Charlie Burg「Before We Step Inside」

実は去年になっちゃうんですけど、彼の来日公演を代官山に観に行ったんです。2023年の11月、くらいですね。
本当にシンガーソングライターとして良い曲が多くて、佇まいと云うのか、素直な表現なんだけど色気や無邪気さもあって。そして品がある。その時観に行ったライブも素晴らしく。
SNSで繋がり、たまたま彼もぼくの曲を聴いてくれてて（！）。
共鳴に近い彼の曲はずっと友の様に寄り添ってくれる感覚です。

TENDRE「HAPPY END」

ごめんなさい、自分の曲で。でも間違いなく今年一番聴いてるのはぼく（笑）。
昨年までアルバム含め1年に1枚作品を作り続けてきたんですけど、いちど疲れたんですよね。
2024年は己に向き合う時間を大切にしてきて、その結果「ひとは皆ハッピーエンドへ向かってるはずなんだ」と云う一つの考えが浮かんだのです。
まだまだTENDREもどうなるかわからないけど、まあ楽しくやっていくべという気持ちで今ハッピーなんです。