大比良瑞希セレクト『大切なSad Song』笹川美和、The Beatlesなど | 3月連載4/4

Rensai

文: 星原喜一郎 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。3月のテーマは『別れ』。シンガーソングライター、トラックメイカーとして活躍する大比良瑞希さんが選ぶ『大切なSad Song』を全4回に渡ってお届けしていきます。

大比良瑞希が選ぶ『大切なSad Song』

Sleep / BANKS


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大比良瑞希セレクトコメント:

BANKSの曲と声は、寂しい時、虚しい時、心を一旦無にしてから、強くしてくれる。孤独のヒーロー。クールパッション。夜中の山手通りを、この曲聴きながらひたすらまっすぐ運転して、スッキリしたことある(笑)。

家族の風景 / 笹川美和


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大比良瑞希セレクトコメント:

映画『blank13』の主題歌でもあった、笹川美和さんによる「家族の風景」。ハナレグミさんのカバー。昨年初めて行った笹川美和さんのライブでも、ピアノと歌だけで紡がれるこの曲の数分間、世界が止まったような、手に取れるような、特別な時間が流れて。当たり前のことが、すごく奥ゆかしく思えてくるし、何気なく過ぎていく1分が恋しくなる。息遣いも、無数の声色も、これ以上ない柔らかいピアノにもくるまれて、虜になります….。

砂の果実 / 中谷美紀


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大比良瑞希セレクトコメント:

もう言葉はいらない、という感じでありますが…。もともと、坂本龍一さんの娘である坂本美雨さんが、「The Other Side of Love」でfeaturing Sister Mとして、英語でこの曲を歌っていたのが先で、日本語版として中谷美紀さんが歌ったこの曲。メロディに、声に、さらには「生まれてこなければ 本当はよかったのに」というどこを取っても痛烈な歌詞…。はい…。

Golden Slumbers / ザ・ビートルズ


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大比良瑞希セレクトコメント:

The Beatles最後のアルバム『アビイ・ロード』に収録の、何より切なくて、美しくて、一番好きな音楽。終わりは必ずくる。“黄金のまどろみ”を迎えて、おやすみを言わなきゃいけない時がきた、というビートルズの歴史に幕を閉じる、壮大な子守唄。


毎週更新!大比良瑞希選曲プレイリスト



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大比良瑞希 Profile

東京出身のシンガーソングライター、トラックメイカー 。
作曲家/チェリストの伊藤修平をプロデュースに迎え、2015年ミニアルバム「LIP NOISE」のリリースでソロ活動をスタート。
2016年アルバム「TRUE ROMANCE」をリリース。2017年8月より3ヶ月連続シングルのデジタルリリースを発表。
スモーキーな歌声と、エレキギターを爪引きながら歌うスタイルは、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を包み込み、ソウルフルかつオルタナロックに、新時代の歌謡曲を紡ぐ。
FUJI ROCK FESTIVALのほか、SOMMERSONIC、りんご音楽祭、音泉温楽などフェスへの出演も多数。
歌とギターのほか、企業CMへの楽曲提供や様々なアーティストのサポートワークでも注目を
集めている。コーラスワークでは過去にtofubeatsやLucky Tapes、Alfred BeachSandal×STUTS、Awesome City Clubなど多数の作品に参加。
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