SIRUPが支援団体「SustAim」通じHOTEL SHE/LTERへ寄付表明

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文: 梶野有希 

アーティストのSIRUPがホテルをシェルターとして貸し出すプロジェクト「HOTEL SHE/LTER」へ4月24日に販売したSYU.HOMME/FEMMとのコラボデニムシャツの売り上げ10%を寄付すると発表した。

アーティストのSIRUPがホテルをシェルターとして貸し出すプロジェクト「HOTEL SHE/LTER」へ4月24日に販売したSYU.HOMME/FEMMとのコラボデニムシャツの売り上げ10%を寄付すると発表した。

「HOTEL SHE/LTER」は稼働率が低くなっているホテルと自宅にいることに課題がある人々をマッチングさせることで仮住まいを提供しており、寄付プラットフォームも開設している。

ここで集まった寄付金は今後のさらなる医療機関との提携や全国展開に向けた準備に使用されるとのこと。

SIRUPからのコメント

「家に帰ること、心配じゃないですか?ホテルがシェルターとなってあなたの安全を守ります。」

HOTEL SHE/LTERのこのメッセージを初めて読んだ際に、僕が最近感じていた問題意識と重なり、さらに活動の理念にも非常に共鳴したため、この度はHOTEL SHE/LTERを寄付先に選ばせていただきました。僕はコロナ禍の影響で、ご家族に感染リスクの高い救急隊員がいたり、出勤せざるを得なくて不安を抱えている友人、そして現場の悲痛を訴えている医療従事者のファンなど、身近な人からこのようなリアルな声を日々直接聞いています。さらに、外出自粛期間の延長によって増加すると予想されているDVや虐待の被害についても、僕自身昔から身近にそのような被害者がいたため、強い現実味を持って懸念しています。

コロナウィルスによる被害は、決して他人事ではありません。さらに、そのような被害者やマイノリティの方々への社会的なサポートは、コロナウィルスがもし無事に収束した際にも、継続して行われるべきだとも思います。このような方に目を向け、支援を届けるHOTEL SHE/LTERの行動力、そして活動理念に非常に感銘を受けました。

音楽は、社会が正常に機能し、救われるべき人が救われるような世の中でこそ力を発揮する、そのような相互関係で成り立ってると思っています。そのため、こういった活動へのサポートも、今僕らミュージシャンが出来る一つの事だと思い、この度はHOTEL SHE/LTERへの寄付をさせていただきました。一人でも、不安な日々を過ごす方々が減りますように。そんな未来を願っています!

プレイリスト『HOTEL SHE/LTER selected by SIRUP』

これに合わせてプレイリスト『HOTEL SHE/LTER selected by SIRUP』が公開中。プレイリストにはホテルで少しでもくつろいでいただきたいという思いが込められ、自身の楽曲の他やPOPS研究会TENDRECIRRRCLE、そしてDaniel Caesar, PJ Morton, Alicia Keys, Frank Oceanなどがセレクトされている。

今後の展開

SIRUPはプロデューサー・DJのstarRoや、音楽エージェントの竹田ダニエルらとともに立ち上げられたインディペンデント音楽コミュニティー支援団体「SustAim」に携わっており、今回も「SustAim」とのつながりをきっかけに、HOTEL SHE/LTERを寄付先に選びました。

「SustAim」はインディペンデントの音楽従事者が刻々と変化していくマーケット・業界の変化に縛られない永続的な音楽文化の創出を目指し、インディペンデントの音楽従事者に、物心両面において、環境・知識・活動のサポートを提供し、安心かつ健全な活動を支援することを目標としています。

今後も「ホテルシェルター」 は、「SustAim」との継続的に連携をしていく予定で、さまざまなアーティストに選曲していただくプレイリストによる室内コンテンツの充実や、アーティストとのコラボグッズ販売による寄付金の募集など、「音楽とホテルにできる活動」の展開を予定しています。

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