文: 吉田コウ 写:遥南 碧
ー音楽にハマったきっかけをそれぞれ教えてください。
TARO:
最初に音楽にハマるきっかけになったのは、高校生のときに聴いたナンバーガールです。友達のウォークマンを借りて聴いていたときに、たまたま「透明少女」が流れてきて。最初のギターの音でビリビリッ!ときて、衝撃を受けました。そこからJ-Rockにハマりましたね。バンドをやろうと決めたのは、大学の先輩たちがライブハウスで演奏しているのを観た時であまりにカッコよくて「俺も楽器頑張ろう!カッコよく演奏したい!」と思ったのがキッカケです。
OKI:
僕は中学1年生の時、通学途中のバスの中で友達とRADWIMPSの「有心論」を聴いて音楽に興味を持ちました。それからさらに音楽にハマっていったきっかけは、音楽好きの友達に教えてもらったアーティストのCDを大量にレンタルしてきて、一気にiPodに入れるっていうのが楽しくて。その中でもthe pillowsが大好きになって、ライブDVDなんかもずっと観てました。楽器を始めたのは高校に入ったころで、周りの友達がみんな帰宅部になって、コピーバンドをやっていたんです。学祭で仲の良い友達が演奏しているのを見て、楽しそうだなあって。
CAKE:
小学校の時にORANGE RANGEが流行っていて、みんな好きだから自分も聴こうかな、という感じで聴き始めたのがいちばん最初ですね。本気で自分が好きな音楽と出会ったのは小学校6年生のとき。誕生日にB-DASHのアルバムを買ってもらって、音楽の面白さに気づきました。それから少し経って、バンドをやっている父が斉藤和義の「あるいて帰ろう」を演奏していたのを観たのがきっかけで、斉藤和義が好きになったんです。音楽というものを理解しようと意識し始めたのがそのころで、家に父のギターがあったので自分でも弾くようになりました。
ー今の音楽性からは離れていますね。
CAKE:
今とのつながりで言うと、斉藤和義と同じくらいの時期に兄の影響で聴き始めたオアシスですかね。そこから洋楽にハマっていって、UKロックなんかをよく聴くようになりました。周りの友達も洋楽好きが多くて。McFlyなんかが青春ど真ん中ですね。TARO:
レイボーンとかジミヘンとかは?CAKE:
高校2年のときに、大学生だった兄が久々に実家に帰ってくるなり「これ観てみ」と言ってスティービーレイボーンのCouldn’t Stand The Weatherのライブ映像を観せてくれたんです。それがもう、めちゃくちゃカッコよくて。「なんじゃこりゃー!」って感じでしたね。そこからブルースを聴くようになりました。それから、大学に入って友達に教えてもらったD’Angelloに衝撃を受けて、そこからR&Bにのめり込みました。結構いろんな音楽を聴いた末に、自分の目指す音楽に近いのはR&Bなんじゃないかなと思いましたね。
ーCAKEさん以外のお二人も同じような音楽を聴いていたのですか。
TARO:
いえ、完全にCAKEの影響です(笑)。CAKEとは大学のサークルが同じで、一緒にコピーバンドを組んだりもしたんですが、そこで演奏した曲も知らない曲ばかりだったり。CAKEに吹き込まれたものを聴いたり聴かなかったりしての今、という感じですね。TAG;
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