ザ・おめでたズが選ぶ『出会いとさようなら』STUTS、Anomalieなど | 3月連載3/3

Rensai

文: 星原喜一郎 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、プレイリスト連載企画。3月のテーマは『別れ』。ザ・おめでたズのメンバーが作成したプレイリストを全3回に渡ってお届けしていきます。

 

ザ・おめでたズセレクト『出会いとさようなら』

Changes (feat. JJJ) / STUTS


インタビュイー画像

やじまセレクトコメント:

文化系ビートメーカー達の期待の星、STUTSの最新アルバム”Eutopia”のラストを飾った一曲で、おそらく去年逝去したFEBB AS YOUNG MASONへ向けて作られた曲。JJJにとってFEBBは一緒のグループでも活動してきたメンバーのひとり。その仲間の急逝というかなりヘビーな出来事があったにも関わらず、曲には前向きなパワーすら感じちゃうんだから、もうとんでもねぇ曲で言葉も出ないっす…。これはホント今後日本語ラップのクラシックとして語り継がれて欲しい1曲です。

Métropole / Anomalie


インタビュイー画像

ヒヒセレクトコメント:

カナダ出身の変態キーボーディスト“Anomalie”(アノマリー)は腕が人より多く付いてるっていうウワサだ。そんなリアルアシュラマンからの「さようなら」シーンにお似合いの一曲をご紹介。感情がシンクしちゃった雨の日の晴れ間だったり、バカみたいに泣いた後のいつもより通りの良くなった鼻の穴だったりにミチっとハマって、見上げた空をいつもより高く感じさせてくれる光属性トラック。ここぞというときに再生ボタンを押して気持ちを打ち上げるのがおすすめです。TPO、用法用量守って楽しむ音楽って最高ですよね。みなさんにもそんな一曲ってありますか?

スタート / KREVA


インタビュイー画像

太郎セレクトコメント:

ザ・おめでたズは全員がラップを聴いて育った訳ではないのですが、かく言う僕もその一人。 そんな僕が中学生時代に唯一聴いていたラッパーがKREVAでした。この曲、中学生のガキながら共感しちゃう~なんて思ってました。そんな甘っちょろい共感も時間と共に成長し、今聴くといろいろ相まってやばい。30くらいになったらまた聴こう。

Feelings. / Jinsang


インタビュイー画像

やじまセレクトコメント:

Lo-fi hiphopの名手、Jinsangから一曲。人気ネタ曲でもある”That’s Enough For Me”(福村博カバーver.)を大幅にピッチダウン。そんな大胆なサンプリングにより、曲の奥底に眠っていた楽観的ムードがブーストされる。そして伝わってくるのは両津勘吉もビックリの”そ~のうちなんとかな~るだ~ろ~う~”感。サンプリングの醍醐味も味わいつつ、別れにダウナーになった気持ちにもオススメの一曲。

グッドバイ / Kent Funayama


インタビュイー画像

やじまセレクトコメント:

「見たらわかるいい人のやつやん。」宮川大輔がこのジャケ見たらすぐにそんな事を言いそうな、優男感が最高なアルバムからお届け。肝心の曲はというと、ジャケ通りに肩の力が抜けた、良い意味で全く邪魔にならない音楽。例えば普通のイージーリスニング的な音楽だったら、おしゃれなカフェでコーヒーなんかを飲む時に聴きたい。でもこの人の音楽は、休日に母親がいい加減に作った昼メシなんかを食べてる時に聴きたい。そう、これは本当の意味で”なんかいい”音楽だ。…あ、やべ、曲が良くてついキザな事言っちまった!


毎週更新!ザ・おめでたズ選曲プレイリスト



ザ・おめでたズ Profile

L > R
やじまたくま / シタバ / セキハラグチ / ヒヒ / 太郎 / TOMORO

ザ・おめでたズは「日本を祝うラップバンド」として、グラフィックデザイナーやイラストレーター、トラックメイカー、アパレルデザイナー、映像作家などから成る6人組のクリエイター集団。

2014年11月メンバー全員が大学に在学中、大学の同級生であるヒヒ、やじまたくま、太郎、セキハラグチの4人が友達の誕生日をラップで祝うために結成。その後、TOMOROとシタバが加わる。富山県を拠点として活動中だが、シタバ、ヒヒ以外は、それぞれ長野、岐阜、兵庫、福島と県外出身。

これまで「山の日」「カレーの日」「国際観光デー」「いい風呂の日」など、日本の記念日を祝う楽曲を制作してきた。2016年には、イオンTOPVALUの肌着「PEACE FIT」のプロモーション動画に楽曲を提供。2017年には、メンバーの大学があった富山県高岡市に楽曲を提供。
2018年8月2日に配信された”お盆のサントラ第一弾”=「三途のリバーサイド」は、Spotifyの『バイラルトップ50(日本)』で4日連続1位を記録。動画メディア“lute”の1周年を祝う楽曲も同月発表。10月1日で開校120周年となる富山県高岡市の高岡高校とは、在学中の学生とのコラボによる楽曲制作も行った。

楽しくゆるやかに制作中。

ウェブサイトInstagramTwitter

Information

SYNCHRONICITY’19
2019年4月6日(土) 7日(日)

※ザ・おめでたズは4月6日(土)に出演
OPEN 13:00(予定)
START 13:00(予定)
【 PLACE 】
TSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-Crest、TSUTAYA O-nest、duo MUSIC EXCHANGE、clubasia、VUENOS、Glad、LOFT9(東京・渋谷)

< 前売チケット > 2018/1/12(土)正午 12:00 発売
[ 4/6(土)、4/7(日)通し券 ] 11,000円(ドリンク別)
[ 4/6(土)、4/7(日)一日券 ] 5,800円(ドリンク別)
チケット購入(イープラス)
http://eplus.jp/synchronicity19
※前売券完売の際は、当日券の発行はございません。

公式サイト:
https://synchronicity.tv/festival/

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