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東京のアートコレクティブ「dosing」からCalumecs選曲『THE SOUNDS OF THE APOCALYPSE』Meuko! Meuko!、Celestial Traxなど|1月連載3/4

Rensai

文: Asahi 

東京で注目を集めるパーティとのコラボ・プレイリスト連載企画。東京のアートコレクティブ(=集った人間が芸術表現を行っていく場所)『dosing』のメンバーが毎週セレクトした楽曲を紹介します。今月はCalumecsが担当。

東京のアートコレクティブ「dosing」メンバー・Calumecsセレクト

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Calumecsコメント:

今回のプレイリストは5曲ずつの編成で4つの章に分けて更新していくよ。テーマは“Warning Signs”“The Fall”“The Aftermath”“Beyond The Grave”の4つ。このプレイリストを通して、各曲のもつストーリー性や背景にも注目して楽しんでほしい。

PART 3 / THE AFTERMATH

Princess Sika (GIL Remix) / Meuko! Meuko!


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Calumecsコメント:

世界規模のトラウマ的大災害のイメージを表現している楽曲といえば、この曲を差し置いて他にはないだろう。僕にはこの曲が、何百万もの魂が一瞬にして来世に送り込まれる悲痛の叫びにしか聴こえない。Meuko! Meuko!GILのことを賞賛したいよ、この曲を聴くと僕はろくに眠れないからね。

Ashwagandha / Celestial Trax


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Calumecsコメント:

僕が何気なく曲をスクロールしている最中に出会った一曲。その時、僕が頭の中に描いていた情景にピッタリハマった一曲なんだ。荒廃した世界の中に取り残された生存者たちが、絶望から抜け出せずにいる。そんな視覚的効果を与える要素がこの曲には溢れているね。目をつぶって聴いてみて。

God Level / ROSHIMA & Bsterthegawd


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Calumecsコメント:

プレイリストのジャンルにバリエーションを少し加えたくて、この曲をセレクトしたんだ。アポカリプスのムードは十分に808のBassが縦横無尽に響き渡る一曲。この曲を聴きながらイメージしたのはこう。大災害の生存者たちは過去の事実を抱えながら現在を生きる。すでに失われて戻らないものを思っている。僕もまた思っているよ。

ded pt.1 (ft. MURVSAKI) / stei


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Calumecsコメント:

この曲は僕と同じクルーdosingのメンバーであるsteiと、「Living LegendⅡ」などKOHHの曲を多く手がけるMURVSAKIによる共作だよ。この曲を聴くとき、僕は生存者達が新たな帰る場所を求め荒廃した新世界を旅する姿を思い浮かべているんだ。

Wasteland / electric candy sand


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Calumecsコメント:

ここで「Wasteland」という僕自身の一曲を紹介させていただきたいと思う。この曲を作るとき、音の視覚化という観点を意識したよ。ただ、音を音として聴くのではなく、音から思い起こされる情景や景色を思い浮かべてほしいんだ。このプレイリストで僕が再三しているようにね。


毎週月曜日更新!東京のアートコレクティブ「dosing」プレイリスト




dosing

ドリーミングオブスリーピング Dosing(Dreaming of sleepingの略称)は東京を拠点にした日夜不眠症に悩まされているアーティスト、ミュージシャンのコレクティブである。
睡眠不足で創造性を養い、東京のライフシーンに一石を投じるクリエイター達の集団であると同時に、世界各地の最先端カルチャーを東京のライフシーンに届ける発信者。また、パーティやイベントという形態を介して新しい形のコミュニティスペースも創造している。

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Calumecs Profile

ニュージランドのオークランド出身electric candy sandのエレクトロミュージックシーンにおけるキャリアは、地元オークランドで現地の若者達に支持されているキャッスルナインでDj/オーガナイジングを始めたところからスタートする。その後,ニュージランド最大規模のニューイヤーズパーティ Rhythm and Vinesに出演。さらにはXXYYXXのアクトのサポートをする翌年にはクロノフォニウムというカルト的な人気を誇る、インディペンダント・フェスのディレクション/運営に携わる2013年に日本に拠点を移してから大阪、京都、東京と日本の主要都市におけるクラブにて日夜フロアを沸かせている。2014年にはWhite rabbit のレジデント DJを務め、OWSLA’s ETNIKのサポートアクトも果たした。Electric candy sandがエレクトロミュージックの制作を本格的に始めたのは2015年で、そのスタイルはhiphop、juke、様々な形式のBass musicなどに強く影響を受けている。また、同年に楽曲制作を進めていく中で出会ったHIRO THA JAP(Sex cult records)、Steffen ¥oshikiと共にイベントオーガナイジング/音楽•アートレーベル dosing (dreaming of sleeping)を設立。渋谷、青山、を中心に定期的にパーティを開催している。

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