今を感じさせる、グソクムズのシティフォーク

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はグソクムズをご紹介します。

彼らならではのポップスを

吉祥寺を中心に活動するシティフォークバンド、グソクムズ。メンバー全員がソングライターを務めながらも楽曲の温度は乱れることなく、美しいメロディーと共に日常に根付いた風景を描きあげていく。

洋楽やK-POPなどが普及したことにより、一音に多くの言葉を乗せる譜割りが一般化した昨今において、グソクムズほど丁寧に日本語を歌っていくバンドは珍しいのではないだろうか。無理やり多くの内容を詰めこむわけでもなければ、極端に言葉をそぎ落しサウンドのカッコよさで押し切るわけでもない。過不足なく選び抜かれたリリックを胸いっぱいに深呼吸したくなるような爽やかなバンドサウンドに乗せ、グソクムズならではのポップスに惹きこんでいくのだ。

先日配信が開始された「ハルケシ」は、4か月連続配信シングルの第一弾となる作品。タイトルの“ハルケシ”は「空間的・時間的・心理的に離れている」という意味を持ち、楽曲にもノスタルジーな情景が広がっている。大切な過去や未来を想うとき、添えたいナンバーだ。

グソクムズ

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