新感覚の音楽散歩が日本初上陸|音楽のパブリックアート「SOUNDWALK」が東京・上野恩賜公園にて開催

News

文: DIGLE編集部 

2023年に開園150年を迎える上野恩賜公園を舞台に、欧米発のパブリックアート「Ellen Reid SOUNDWALK」が実施されている。GPSを利用することで自然の中でも音楽を楽しめるという催しで、約1年間にわたり新感覚の音楽散歩が楽しめる。

2023年3月6日(月)から約1年間にわたり、東京・上野恩賜公園にて「Ellen Reid SOUNDWALK featuring Kronos Quartet and Kronos’ 50 for the Future」が実施されている。

「Ellen Reid SOUNDWALK」は、GPS(現在位置情報)を利用することで、専用の無料アプリを通じて自然の中で音楽を楽しめるパブリックアート作品。ユーザーが歩いた場所や経路によって、ヘッドフォンやイヤフォンから聴こえてくる音楽が変化するという新しい音楽体験を提供する。

立案・製作を手掛けたのは、ピューリッツァー賞受賞歴もあるアメリカ出身の作曲家/サウンドアーティストのEllen Reid(エレン・リード)。ニューヨーク・セントラルパーク、ロンドン・リージェンツ・パーク&プリムローズ・ヒルなど欧米の著名な公園を中心に実施されており、今回が日本初上陸となる。日本での実施に際し、エレン・リード本人が実際に上野恩賜公園を歩き音響デザインを行ったという。

演奏は日本でも人気の高いクロノス・クァルテット(弦楽四重奏)「Kronos’ 50 for the Future」によるもので、季節の移り変わりに応じて新しい音色が届けられる。

なお、「Ellen Reid SOUNDWALK」は国内最大級のクラシック音楽の祭典<東京・春・音楽祭2023>の開催に先立ちスタートした。同イベントの開催時期は2023年3月18日(土)~4月16日(日)だが、「Ellen Reid SOUNDWALK」は<東京・春・音楽祭2023>終了後も約1年間楽しむことが可能だ。

エリアやルート、そして季節によってサウンドが万華鏡のように変化する新感覚の音楽散歩。ぜひ1年を通じて、何度でも足を運んでみてほしい。

Ellen Reid SOUNDWALK

2023年3月6日(月)~約1年間実施
会場:上野恩賜公園

<東京・春・音楽祭2023>

2023年3月18日(土)~4月16日(日)
会場:東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、旧東京音楽学校奏楽堂、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館、三井住友銀行東館ライジング・スクエア1階 アース・ガーデン/他

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる