井上園子が作る“crazy about...”プレイリスト『あの人を、あの場所を思い出す（音楽にて）』｜Ozzy Osbourne、James Taylorなど

Playlist | 2024.09.30 2024.09.30

文：井上園子　編：riko ito　

あの人を、あの場所を思い出す10曲
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最近ハマっていること
井上園子が作る“crazy about…”プレイリスト『あの人を、あの場所を思い出す（音楽にて）』
井上園子・人気曲プレイリスト

毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画。2024年8月／9月は“crazy about… ―次世代がいま、夢中なこと―”というテーマのもと、次世代を担うアーティストたちに登場してもらい、表現の根源となっているものや日常で考えていることについて伺っていく。今回は、2024年9月4日に1stアルバム『ほころび』をリリースしたばかりのシンガーソングライター・井上園子が制作したプレイリストをお届け。

アーティストの方に特集テーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、独自の視点から暮らしを切り取った歌詞と、60年代フォークソングの影響を感じる個性的なサウンドで早耳リスナーの支持を集めているシンガーソングライター・井上園子が登場。8月／9月の特集テーマ“crazy about…”のもと、彼女の過去の記憶を想起させてくれる楽曲を集めた全10曲のプレイリストを作ってもらいました。

井上園子が制作したプレイリストのタイトルは『あの人を、あの場所を思い出す（音楽にて）』。プレイリストの中からOzzy Osbourne（オジー・オズボーン）、Judee Sill（ジュディ・シル）、矢野顕子、 James Taylor（ジェイムス・テイラー）の楽曲をピックアップし、コメント付きで紹介しています。フォーキーな楽曲と温かみのある歌声でリスナーを獲得し、暮らしの中の情景を独自の視点と言葉で歌詞へと昇華させる井上園子。彼女の思い出や記憶を共に体験できるような生命力のあるコメントもぜひチェックしてみてください。（編集部）

PROFILE

井上園子（いのうえそのこ）

アルバイト先のオーナーの一声をきっかけに2022年より音楽活動を開始。両親の影響で聴き馴染んでいた60〜70年代のフォーク、ロック、ブルース、カントリー、ブルーグラスといったスタイルの音楽をベースに日常の一コマを独特な視点で“言葉”に置き換え、唯一無二の世界観を三畳一間から生み出すシンガーソングライター。

父のギターを携え、茅ヶ崎、藤沢、横浜など神奈川県沿岸部を中心にライブ活動を開始。東京や大阪、福井と徐々に活動の範囲を広げ、2024年4月には＜葉山芸術祭 – Hayama Art & Music Festival＞のステージにも出演を果たした。現在、茅ヶ崎FMにて『井上園子のごあいさつ』のパーソナリティも務めている。

2024年9月4日に待望の1stアルバム『ほころび』を発表。10月5日には、タワーレコード渋谷店にてリリース記念ミニライブ＆サイン会の開催を予定している。

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あの人を、あの場所を思い出す10曲

私の記憶にはいつも音楽が在り、また音楽は様々な記憶を孕んでいると思います。それは工場のバイト帰りによく聴いた曲だったり、誰かと歩いた道にも在ります。
時に過去を美しく、そして自分にとって良いような形に書き換えてしまったりします。
でも何かを怖くないと思えるのも、記憶には暖かくやさしい音が、そして愛しい人達が在るからだと思います。
あの人を、あの場所を思い出す10曲を選んで参りました。どこかでこの文章を読んでいるあなたにも、私の記憶をほんの少しばかりお裾分けします。

PICK UP SONGS

Ozzy Osbourne「Desire」

爆速で自転車を運転した田んぼ道と牛の糞の匂いを思い出す1曲。Ozzyの甘い声とZack（Zack Wylde／ザック・ワイルド）の激しくもやさしいギターの音色に今も心奪われ続けています。
何も変わってはいないけれど、何も同じではない。古くからの欲望の根源は変わらず、そして変化し続ける。だから自分の名前をいい加減に扱うな。全てOzzyから教わった事です。

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Judee Sill「There’s a Rugged Road – Remastered」

夏の桜上水、ライブ終わり友人の家。
好きなの聴いていいよと言って真っ先に眠った友人の側で、このアルバムに針を落とした時のことは一生忘れないと思う。忘れられないと思います。気がついたら外が明るくなっていて、それでも針を止めることができできませんでした。
ばんちゃん、ありがとう。

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矢野顕子「それだけでうれしい」

引っ越しの荷解きの際、母の段ボールの中から見つけたカセットテープ。
大切なことはいつも簡単で、ずっと側にある筈なのに突き放したり遠ざかったり、いつも難しがろうとしてしまいます。
愛された記録と愛した記憶をそっと想う1曲。

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James Taylor「My Traveling Star – Live at the Colonial Theatre」

南インドの2月。ウォークマンでこの曲を聴きながら燃える様な太陽の下、韓国人のイ・ヘイと一緒に洗濯物を干しました。

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最近ハマっていること

屋外に置かれた室内用に作られた椅子を見つけること。誰かの意味がある筈だからすきです。

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RELEASE INFORMATION

井上園子 1stアルバム『ほころび』

2024年9月4日リリース
Label：P-VINE

Track List：
1. 三、四分のうた
2. おいしい暮らし
3. あの街この街
4. 十を数えて
5. きれいなおじさん
6. ありゃしない
7. 漫画のような
8. カウボウイの口癖
9. 人ばかりではないか

外部リンク

各種配信&購入URL

LIVE INFORMATION
井上園子LIVE～三畳一人

2024年10月2日（水）at 神奈川・Chigasaki STAGECOACH
STAT：19:30
LIVEチャージ：￥1,800（オーダー別途）

▼詳細
https://www.stage-coach.net/Schedule.html

1st アルバム『ほころび』リリース記念ミニライブ＆サイン会

2024年10月5日（土）at TOWER VINYL SHIBUYA（タワーレコード渋谷店6F）
START：15:00
※観覧フリー

▼詳細
https://towershibuya.jp/2024/8/21/202842

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