Mars89 × Albino Sound、最新アルバム『ORGANS』をリリース

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東京を拠点に活動するプロデューサーAlbino SoundとMars89が、共作アルバム『ORGANS』を2025年1月9日(木)にデジタルとカセットテープでリリースした。クローネンバーグからインスパイアされたボディホラーフェティシズムのアルバムとなっている。

東京を拠点に活動するプロデューサーAlbino SoundMars89が、共作アルバム『ORGANS』を、2025年1月9日(木)にリリースした。本作『ORGANS』は〈Nocturnal Technology〉からの7作品目のリリースで、レーベルのボスMars89と、同じく東京拠点のレーベル〈解体新書〉のAlbino Soundがタッグを組んで制作した、クローネンバーグからインスパイアされたボディホラーフェティシズムのアルバムとなっている。

ハードウェアの実験室を構築し、『ヘルレイザー』や『リヴァイアサン』などのVHS時代のブロックバスターホラー映画から大量にサンプルを集めたというふたり。EBM(エレクトロニック・ボディ・ミュージック)、Techno、Dubのフェーズを経て、まるで“悪夢の絶頂”のようなストーリーを表現した作品を完成させた。ElektronのAnalog Rhythm、Soma LaboratoryのPulsar 23、KorgのVolca Bassなどの機材や、MoogのMother32、さまざまなモジュラーシンセなどのハードウェアに向き合った1回のスタジオセッションから生まれ、その後、何度もやり取りを重ねる中で「培養する」ようにトラック数は増え、アルバム全体が仕上がっていったという。

アルバムのオープニングを飾る「Ultimately Brain」は、実験精神のざわめきを感じさせるEBMスラッシャーで、アルバム全体に横たわる暗い夜のイメージや押し寄せるエネルギーの流れを想起させる一曲。続くM2「Psychiatric Deviance」は、実験途中の科学的プロセスや液体が滴る試験管を思わせる、“憂鬱なDubの実験室”ともいえる一曲だ。NS3 Dub Sirenが全編で鳴り響く「Somebody」は、リスナーをトランス状態に誘う曲。そして「Three Drills」はアルバムの中で最もドライヴ感があり、ベルリンの早朝のダンスフロアにぴったりだ。「Deception」では、煌めくハイハットとパーカッションがMoogのシンセラインを中心に展開し、ディジュリドゥのようなサウンドとともにクライマックスを迎え、アルバムは、絶頂のまま幕を閉じる。

なお、本作はデジタルとカセットテープでリリースされるとのこと。この機会に是非フィジカルを入手してはいかがだろうか。

RELEASE INFORMATION

『ORGANS』

2025年1月9日(火)
Albino Sound & Mars89
配信リリース / カセットテープ
〈Nocturnal Technology〉

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