ラッパー/トラックメイカー・Milky、4th EP『Oedipus』を2/25に配信

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文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

ラッパー/シンガー/トラックメイカーのMilkyが、4th EP『Oedipus』を2026年2月25日(水)にリリース。トラックからアートワークまでをセルフプロデュース。ウィッチハウスやダークトラップを思わせる陰鬱で歪んだビートの上に、コンシャスラップとしての明確な視点を刻み込んだ作品。

ラッパー/シンガー/トラックメイカーのMilkyが、4th EP『Oedipus』を2026年2月25日(水)にリリースする。

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本作は、トラックからアートワークに至るまでをすべてセルフプロデュースした作品。ウィッチハウスやダークトラップ、2017年前後のSoundCloudシーンを思わせる陰鬱で歪んだビートの上に、コンシャスラップとしての明確な視点を刻み込んでいる。テーマとして据えられているのは、エディプス・コンプレックスや「起源としての父親」、内面に形成されたエゴと超自我、男性性/女性性の分裂と再統合といった、個人的な領域と社会構造が交差する問題群だ。それらは感情の吐き出しではなく、身体・関係性・思考といったレイヤーを縫うように展開され、「構造を言語化するラップ」として形を取る。一部の現行ラップシーンに対してMilkyは、物質的な豊かさや力の誇示とは別の角度から問いを投げかける。未成熟や依存、歪んだ欲望、知への執着をあえて剥き出しにすることで、ヒップホップが持っていた「自己批評としてのラップ」の側面を呼び起こし、そこに自らの経験と視点を重ねていく。

4th EP『Oedipus』artwork

EP全体で繰り返し登場する「臍帯」「名前」「鎖」といったモチーフは、家族や父性を称揚するためではなく、愛と支配、保護と暴力が分かちがたく結びついた現実を示すための装置として機能する。その中でMilkyがどのように形成され、いまも影響を受け続けているかを、ラップというかたちで記述していく。あわせて、本作はジェンダーや身体性をめぐる固定観念にも揺さぶりをかける。男性性/女性性を対立項としてではなく、移行や選択のプロセスとして扱い、内面に共存する衝動や恐れを言葉に落とし込むことで、単純化を拒むコンシャスなラップを提示している。

作品は、各種音楽ストリーミング配信サービスにて配信される。Milkyの思想的な挑戦が詰まった本作を、ぜひチェックしてほしい。

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New EP『Oedipus』

2026年2月25日(水)

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