文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
YouTubeが世界中の次世代アーティストを支援するプログラム「Foundry」。2025年版に参加した日本のラッパー・SKRYUが、プログラムを通じて得た気づきや意識の変化について語った。

「Foundry」は、YouTubeが世界中の将来有望な次世代アーティストを対象に、専任の担当者によるチャンネル活用サポート、制作資金の支給、国内外でのオンライン/オフラインプロモーションなどを提供する支援プログラムだ。2025年版には日本からSKRYU、冨岡 愛、muqueの3組が参加した。

SKRYUがFoundry 2025を振り返って特に印象深かったこととして挙げたのが、街中の大きな屋外広告に自身のビジュアルが掲出されたことだ。「まるで夢を叶えてもらったような感覚だった」と語るSKRYUは、同時にYouTubeスタッフから海外展開に向けたアドバイスを受けたことで、「世界に向けてどうアプローチしていくか」を初めて本格的に考えるようになったという。日本語ラップという性質上、これまで海外市場への発信をあまり意識してこなかったSKRYUにとって、Foundryは視野を大きく広げる機会となった。
Foundryプログラムを通じた最大の変化として、SKRYUは楽曲制作に対するマインドセットの転換を挙げた。以前は「複雑でかっこいい曲を作りたい」というクリエイターとしてのプライドやエゴが強く、歌うのが難しいレンジの広いメロディラインを追求していたという。しかしFoundryを経て、海外の人でも子どもでも口ずさめる「メロディのレンジをあえて狭くし、単調でキャッチーでありながら抜群にかっこいいフックを作る」アプローチへと舵を切った。「みんなが歌えてこそヒットだ」という考えに至ったことで、より多くの人に届けたいというマインドに変わったとSKRYUは語る。
Foundryの経験をもとに、SKRYUは次世代のアーティストに向けてこう語った。「クリエイティブを作る側は、どうしても周囲のアドバイスがノイズに聞こえてしまう頑ななマインドになりがちです。でも、自分よりもその道のプロである周囲の方々からのアドバイスを一度すべて受け入れて力を借りてみることが、結果的に一番自分のステージを上げてくれる。1人で凝り固まって戦うのではなく、多くの意見を吸収して自分からアウトプットする。そうすることで大きな渦を巻き起こせるようになります」と。
YouTubeの次世代アーティスト支援プログラム「Foundry 2026」は現在参加者を募集中だ。専任担当者によるチャンネル活用サポート、制作資金の支給、国内外でのプロモーション機会など、アーティストの成長を多面的に支援するこのプログラムに、ぜひ応募してほしい。
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