主要レコード会社11社がAI生成楽曲の音楽チャートランクイン基準となるグローバル原則案を提示——人間主導の創造性を守るための統一的な枠組みを提案

Music Tech

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

Sony Music、Universal Music Group、Warner Music GroupなどレコードレーベルやHYBE Corp.を含む主要11社が、AI生成楽曲の公式音楽チャートランクインに関するグローバル原則案を発表。人間主導の創造性を守るための統一的な基準として、世界中のチャート作成者への採用を呼びかけている。

Believe、BMG、Concord、Dirty Hit、Glassnote Records、HYBE Corp.、Mom+Pop Music、Partisan Records、Sony Music、Universal Music Group、Warner Music Groupの11社が、生成型AI(GenAI)サービスを用いて制作された楽曲が公式音楽チャートにランクインするための新たなグローバル原則案を発表した。

提案されている原則では、AI生成楽曲が公式チャートの掲載資格を得るためには以下の基準をすべて満たす必要があるとしている。使用された生成型AIサービスが適切に認可され合法であること、楽曲が大部分において人間によって制作されたものであること、ストリーム操作やチャート操作に関する懸念を引き起こさないこと、著作権・関連権利・人格権に関する適用法令を遵守していること、生成型AIサービスの利用規約に違反していないこと、そしてデジタルストリーミングプラットフォームなどの下流サービスにおいて消費者に適切に通知されていることの6点だ。

本提案は、人間主導の創造性と純粋に合成された作品・許可されていないAIモデルによって生成された作品との間に明確な境界線を設けるとともに、不正に再生回数を水増しした楽曲がチャートで評価されることを防ぐことを目的としている。現在、生成AIシステムを用いて制作された楽曲の多くはアーティストの楽曲を無断で学習させたツールを用いており、ストリーミング詐欺と関連付けられるケースも少なくないとして業界全体での課題となっていた。これらの原則は世界中のチャート作成者・業界団体・関連ステークホルダーが検討するための統一的なロードマップとして提案されており、11社は各団体との協議および実施支援に向けた用意があるとしている。

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