文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
ビルボード誌が、毎年恒例の「21歳以下の注目アーティスト21人」2026年版を発表した。ソロスターからグローバルグループ、新人から注目の若手まで、21歳未満という共通点を持つ21組が選出されており、全員が「本物らしさ」を成功の鍵として体現している。

今年の表紙はBella Kay(ベラ・ケイ)、Slayyyter(スレイター)、Trueno(トゥルーノ)が飾っており、「人々があなたにどうあってほしいかということに囚われてしまうのは本当に簡単だ」とBella Kayは語っている。またCORTIS(コーティス)のジュフンは「誠実さは、皆を感心させようとするよりもずっと長く続く」と述べ、Milo J(ミロ・J)も自分らしさを保つことの重要性を強調。Freya Skye(フレイヤ・スカイ)は「本物であることに期限はない」と語っている。
なお過去のリストには、Olivia Rodrigo(オリヴィア・ロドリゴ)、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)、Tate McRae(テイト・マクレー)らも選出されている。
2023年のドリームアカデミーのコンテストシリーズで結成されたグローバルガールズグループ・KATSEYEは、2026年に最も輝かしい年を過ごしてきた。「Internet Girl」「Pinky Up」、Le SserafimとILLITとのコラボ曲「Iconic by Mistake」の3曲がビルボードHot 100にランクインし、初のグローバルツアー「Wild World Tour」も開始。8月には3rdアルバム『Wild』のリリースも予定されている。なお2月にはメンバーのマノンが無期限の活動休止を発表したが、残る5人は「お互いに打ち明け合うことを学んだ」とソフィアは語っている。

Ye(旧名Kanye West)とKim Kardashianの長女・North West(13歳)は、2024年にホット100にチャートインした最年少アーティストの一人となった。2026年には自主制作のエモ・レイジ・ラップEP『N0rth4evr』をリリースし独自のスタイルを確立。4月にはロサンゼルスのSoFiスタジアムで父親と共演し、6月のサマー・スマッシュで正式なフェスティバルデビューを果たした。「若いアーティストとして、世間があなたにどうあるべきかを決めつける前に、自分が何者なのかを見つけ出さなければならない」と語っている。

ロンドン出身の20歳・Sienna Spiro(シエナ・スピロ)は、この12か月で一躍スターダムにのし上がった。クラシックポップとジャズの影響を色濃く受けたデビューアルバム『Visitor』はビルボード200で9位に初登場。アルバム発売前の3月には「Die on This Hill」(19位)、「You Stole the Show」(55位)、「The Visitor」(43位)の3曲が同時にホット100にランクインし、この秋には世界ツアーへの出発も予定されている。

16歳のイギリス人シンガーソングライター・Freya Skye(フレイヤ・スカイ)は、12月にリリースした「Silent Treatment」でホット100デビューを果たし、メインストリームトップ40チャートで14位にランクイン。2026年2月にはデビューEP『スターダスト』をリリースし、スターズ・アライン・ツアーも開始した。「本物らしさは色褪せることはなく、不完全さの方がはるかに興味深い」と語っており、2027年の映画『ゾンビーズ5』の撮影も控えている。

東テネシー出身17歳のマンドリン奏者・Wyatt Ellis(ワイアット・エリス)は、2024年にデビューアルバム『Happy Valley』をブルーグラス・アルバム・チャートで1位に輝かせ、ブルーグラス界で最もダイナミックなアーティストの一人として急速に成長を遂げた。Marty Stuart(マーティ・スチュアート)やSierra Hull(シエラ・ハル)、Billy Strings(ビリー・ストリングス)らとコラボレーションし、2023年にはグランド・オール・オプリにも初出演を果たした。

アルゼンチン出身19歳のMilo J(マイロ・J)は、チャカレーラ、チャマメ、サンバなどのフォークロアサウンドとラップを融合させた独自のスタイルで注目を集める。2025年の3rdアルバム『La Vida Era Más Corta』でNPR Tiny Desk公演(1,400万回以上再生)を達成し、メキシコシティのパラシオ・デ・ロス・デポルテスで2万1,000人を動員するなど、10か国を巡る世界ツアーも成功させた。

オースティン出身19歳のTai Myers(タイ・マイヤーズ)は、2025年のデビューアルバム『The Select』でカントリー・エアプレイ11位を記録したブレイクスルー曲「Ends of the Earth」を収録。2026年3月にはセカンドアルバム『Heavy on the Soul』をリリースし、6月にはニューヨークのPier 17でソールドアウト公演を含むヘッドライナーツアー「The Legal Tour」を開始した。

20歳のBella Kay(ベラ・ケイ)は、リリース前から爆発的な人気を博した「iloveitiloveitiloveit」がビルボードHot 100で17位にランクイン。今年初めにはイギリスとアメリカでヘッドライン公演を行い、Noah Kahn(ノア・カーン)のヨーロッパ・アリーナツアーのオープニングアクトも務めた。7月にはデビューアルバム『My Reckless Abandon』をリリースしている。

JYP America x Republic Recordsから昨年夏に4人組として再出発したGIRLSETは、Missy Elliott(ミッシー・エリオット)をフィーチャーした「Little Miss」やSWVをサンプリングした「Tweak」をリリース。2026年はメンバーが作曲セッションでより大きな役割を担い、クリエイティブ面での関与を強化している。

ブルックリン出身20歳のLaila!(ライラ!)は、2024年のバイラルヒット「Like That!」でTikTok Billboard Top 50で3位を獲得してブレイク。デビューアルバム「Gap Year!」は全世界で3億回以上のストリーミング再生を記録し、2026年6月にはシングル「Miss Mango」をリリース。Kali Uchis(カリ・ウチス)とMariah the Scientistのオープニングアクトも務めた。

チリ出身20歳のFloyyMenor(フロイメナー)は、18歳で制作したCris MJとの「Gata Only」が2024年のHot Latin Songsで14週連続1位を獲得しチリ人アーティスト史上初のビルボード・ミュージック・アワード最優秀ラテンソング賞を受賞。2026年には2ndアルバム『Man in Black』をリリースした。

サウスカロライナ州出身19歳のTrimm(トリム)は、2025年のトゥワーク・アンセム「Boat」でHot R&B/Hip-Hop Songsチャートで48位に初登場。YouTubeで700万回近く再生されたミュージックビデオで注目を集め、最新シングル「Coconut Water」もRhythmic Airplayチャートで23位にランクイン。EPのリリースも予告されている。

20歳のViolet Grohl(ヴァイオレット・グロール)は、3月に「THUM」でビルボードのトリプルAエアプレイチャートで38位にチャートデビュー。5月にはデビューアルバム『Be Sweet to Me』をリリースし、The Breedersのオープニングアクトも務めた。8月にはヨーロッパツアーを行い、その後アメリカのフェスティバルにも出演予定だ。

19歳のJaydon(ジェイドン)は、2025年のデビュー・ミックステープ『Me, My Songs & I』からの「Lullaby」でメインストリームR&B/ヒップホップ・エアプレイ4位を獲得。Usherが参加したリミックスで実力を証明し、2026年は「Flamed Up Tour」でニューヨーク、シカゴ、アトランタなど各地のヘッドライナーを務めた。

ジャマイカ出身20歳のNajeri(ナジェリ)は、デビューアルバム『Book of Bob』に続き、2026年に2枚のEP(『Gyalentine's』と『Heatwavs』)をリリース。アフロビーツの影響を受けた「Lagos」からR&Bエッセンスのトラップ・ダンスホール「Victoria's Secret」まで幅広いサウンドを展開し、2026年カリビアン・ミュージック・アワードの最優秀新人ダンスホール・アーティスト賞にノミネートされた。

16歳のMaddox Batson(マドックス・バットソン)は、2024年のバイラルヒット「Tears in the River」でブレイクし、Quavo(クエイヴォ)とLana Del Rey(ラナ・デル・レイ)の「Tough」の共作も果たした新進気鋭のカントリーシンガー。2026年は44都市を巡る「Live Worldwide Tour」に乗り出し、映画『The Breadwinner』での俳優デビューも果たした。

〈BigHit Music〉所属の韓国のポップ・クインテット・CORTISは、デビューEP『Color Outside the Lines』のビルボード200初登場15位に続き、続編EP『GreenGreen』で3位へと躍進。リードシングル「RedRed」はビルボード・グローバル200で38位にランクインし、グループ初のバブリング・アンダー・ホット100チャート入りを果たした。

シカゴ出身18歳のBabyChiefDoIt(ベイビーチーフドゥイット)は、2024年のバイラルヒット「Rollin」でTikTok Billboard Top 50で1位を獲得してブレイク。Chance the Rapperからの支持も得て、2026年6月にはデビューアルバム『Rise Against My Broken Odds』をリリースし、現在北米でヘッドライナーツアーを展開中だ。

19歳のWaylon Wyatt(ウェイロン・ワイアット)は、7月17日にデビュー・フルアルバム『Dustpiles』をリリースし、8月からのワールド・ヘッドライナー・ツアーも控えている。「U-Haulのトレーラーを牽引するバンで移動していた生活から、自分のツアーバスを手に入れた」と急成長ぶりを語っており、「オリジナリティを見つけるのが非常に難しい今だからこそ、君自身が変化を起こすべきだ」とアドバイスしている。

8月末に3rdスタジオアルバム『Gotta Get Out』のリリースを控えるパンクバンド・The Linda Lindas(ザ・リンダ・リンダス)は、6月にReprise/Warner Recordsとメジャーレーベル契約を締結。契約には12年後にマスター音源の所有権がバンドに帰属するという条項が含まれており、メジャーデビューシングル「Burning Out」やHayley Williams(ヘイリー・ウィリアムズ)が参加した「Closer」など新たな楽曲を発表している。

19歳のChino Pacas(チノ・パカス)は、2023年の「El Gordo Trae El Mando」でHot 100に初登場(最高位58位)してブレイク。Calle 24とFuerza Regidaとの共作「Qué Onda」はHot Latin Songsで5位を記録し、2024年のデビューアルバム「Que Sigan Llegando Las Pacas」はTop Latin Albumsで7位に入った。2026年もシングルをコンスタントにリリースし続けている。

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