文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
東京を拠点に活動するアーティストのRIS-707が、英ブリストルのポストパンク・バンドIDLESのギタリスト/ソングライター、Lee Kiernan(リー・キアナン)とのコラボレーション・シングル『PULS.zip』を2026年9月25日(金)に世界同時配信でリリースする。本作は、Lee Kiernan(リー・キアナン)にとって自身のアーティスト名義で発表する初のシングルとなる。

RIS-707は、グラムロック・パンク・ニューウェーブ・テクノなどの影響を横断しながら、作詞・作曲からトラック制作、アートワークまでを一貫してセルフプロデュースするシンガーソングライター/プロデューサー。YMOの作詞家Chris Mosdell(クリス・モズデル)との共作や国内外アーティストとのコラボレーションを重ね、2025年には<Music Lane Festival Okinawa>や大阪・関西万博イタリアパビリオンへの出演など、国際的な活動を広げている。
「PULS.zip」は、ロンドンを拠点とするアーティスト・コレクティブ/レーベル〈Sick〉の第一弾作品として、〈The Orchard〉(Sony Music)より世界同時配信される。また、2026年10月30日にはニューヨークのプロデューサーJaie Gon(ジェイ・ゴン)によるリミックス曲「PULS.zip(Jaie Gon Remix)」のリリースも予定されている。
「PULS.zip」の制作は、RIS-707による電子音とダンス・ビートを軸にしたデモから始まった。そこにLee Kiernan(リー・キアナン)がギター・リフやノイズを重ね、IDLESでの演奏にも通じる荒々しいエネルギーを加え、その後RIS-707が録音されたギター素材を切り刻み、再構築することで新たなフレーズやループへと変換していった。

RIS-707によるグリッチーで実験的なトラックとキュートな歌声に、Lee Kiernan(リー・キアナン)の荒々しいノイズ・ギターが重なり、ノイジーでありながらポップな一曲に仕上がっている。歌詞では、「人間の感情」を求めるアンドロイドと、「人間であること」から逃れたい人間が描かれており、デジタルと生身の境界を表現するテーマが制作手法とも呼応している。
ミックスは、The Smile・IDLES・Arcade Fireなどの作品に携わるグラミー賞ノミネートのミキシング・エンジニア/レコード・プロデューサー、Mikko Gordon(ミッコ・ゴードン)(ロンドン拠点、RadioheadのプロデューサーNigel Godrich(ナイジェル・ゴッドリッチ)のもとでも経験を積む)が担当した。
IDLESでのLee Kiernan(リー・キアナン)の活動と私のエレクトロニックなスタイルは、一見、離れているように見えるかもしれません。でも一緒に制作してみると、実験的な音作りや素材を編集して別のものへと変えていく感覚など、意外と共通する部分が多いことに気づきました。お互いの個性がそのまま表出した、二人にしか作れない曲になったと思います

RIS-707をひとつのカテゴリーに分類することに意味はありません。彼女はその枠には収まらず、実験やジャンルの境界を越えることを恐れません。ソングライティングへのアプローチも、いい意味で型破りです。Sickにとってとくに魅力的なのは、彼女が真のコラボレーターでもあることです
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