文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
2025年に日本で活動開始した、ロックとキャラクターアニメーションが融合したバーチャルバンド・Sticky&Tomaty。「Mind Games」は、四つ打ちのダンスビートを主軸としたエレクトロニック/オルタナティブロック・チューン。《Hey man! mind spider 脳を蝕む 絡まり幻視》と、陽気なトーンで、思考や不安が蜘蛛の巣のように自分を絡め取っていく感覚を描く。ポップパンクのように歪んだギターが、それらを吹き飛ばすような威勢とパワーを放つ。ヴォコーダーによる電子的なコーラスパートと、気だるくも力強い歌声が、不安に寄り添ってくれて、どこか居心地が良い。
神戸出身、アメリカ西海岸のサブカルチャーに影響を受け、留学・世界25ヵ国の旅を経て感じたことを詩にするシンガーソングライター・Timie。約3年ぶりとなる新曲「Wake Up」は、アコースティックギターとクリーンギターによる風通しの良いサウンド、清涼感のあるピアノやストリングスのピチカートをバックに、おおらかに歌い上げるチア・ソング。《良い悪いの違い 全て表裏一体》《Wake Up 毎日新しい私になるの》《私を創れるのは私だけ》と、気分が沈んで視野が狭くなったとき、視界を広げてくれる言葉が溢れる。ヒューマンドラマ映画のテーマ曲のようなムードと相まって、前向きな気持ちになれる一曲。
リョコ(Vo.)、ネモーン(Gt.)、shizupi(Ba.)による3ピースバンド・wagamama。最新曲「N0 PLAN N0ISE」は、ペンタトニックスケールでキャッチー且つお洒落な単音ギターリフ、スラップベース&指弾きでグルーヴィなベースラインによるキャッチーなポップチューン。《真面目な曲だと飽きちゃう頭だ》《何度寝をしてみても / 白紙の予定通り》と、力を抜いた本音の言葉で計画通りに生きることや、一般的に言われる"ちゃんとする"こととは違う価値観を歌う。ハイトーンで突き抜ける歌声が、言葉の力をより際立たせている。
女性ボーカルユニット・NUDYLINEとして2005年に都内クラブを中心に活動をスタートしたシンガーソングライター・I-RING。プロデューサーONODUBと共作し、客演にギタリスト/映像ディレクターとしても活躍するTAKA YASHIROを迎えた「YOUIN (feat. TAKA YASHIRO)」は、スムースなビート、ミニマルなエレピ、艶やかなギター、ゴージャスな歌声によるムーディなR&Bチューン。《余韻それだけで生きて 余韻そっと慰めて 余韻満ち引きの関係》《忘れたいことばかりの日常が柔らかに染まってく》と、辛い日々をとろけるように包む“あなた”との時間を、“記憶”ではなく“余韻”という表現で昇華する。TAKA YASHIRO自身が手がける映像もチェックしてほしい。
80年代後半~90年代のホコ天ブームで活躍したロックバンドAURAのボーカリストのソロ名義・REDZ。第三弾シングルとなる「ヒマワリ」は、心地よく歪むエレキギター、ストレートな8ビートのリズム隊による、スケールの大きいミドルテンポのハードロックチューン。《苦しいときこそ、君は大きくなれる人だから 負けないで行こう》と直球で応援を伝える。"あなたは素晴らしい"というポジティブな花言葉を持つヒマワリのように、力強い歌声と明るいイメージで背中を押してくれる。
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