HAKASE-SUN選曲プレイリスト『Flowers into your heart 〜この秋、とっておきの時間に聴きたい麗しチューン〜』|プレイリスト連載2/4

Rensai

文: Saigo  編:Mao Ohya 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。HAKASE-SUN選曲プレイリスト『Flowers into your heart 〜この秋、とっておきの時間に聴きたい麗しチューン〜』を4週に渡ってお届けします。

HAKASE-SUN選曲プレイリスト『Flowers into your heart 〜この秋、とっておきの時間に聴きたい麗しチューン〜』

Keith JarrettSo Tender

インタビュイー画像

HAKASE-SUNのセレクトポイント:

次はジャズに行きましょう。この人は天才中の天才。イントロのシュワーっとした感じから完全に持っていかれる、麗しチューンのお手本みたいな曲ですよね。キースが弾いてる時に発する獣のような野蛮ボイスと、ピアノの旋律の美しさのギャップがたまらないです。

John ColtraneLush Life

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HAKASE-SUNのセレクトポイント:

この曲はただただ、渋い。そしてただただ、泣ける。思い通りに行かないとき、とことん哀しみに浸りたい時に、よく聴きました。

Sonny ClarkDeep Night

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HAKASE-SUNのセレクトポイント:

古いスタンダードの曲だと思うんですが、泣かせる旋律ですよね。これは大学生くらいかな?ソロの節回しも全部歌えるくらいに聴いた思い出の曲です。
ソニー・クラークのピアノは音のトーンが暗めで、バッキングの和音の置き方も何か、破滅の匂いがする。そこが刹那的な美を感じさせてくれます。夭折の天才。

Tommy Flanagan How Long Has This been Going On ?

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HAKASE-SUNのセレクトポイント:

そんなに有名ではないけど、手堅い演奏で数多くのジャズアルバムに参加している名手です。この曲は若い頃に耳にして、「あ〜この曲、自分の葬式の時に流れてるといいな」と思ったんですが(笑)、人生を俯瞰するような奥行きに満ちたプレイですよね。

毎週更新!HAKASE-SUN選曲プレイリスト

Profile

HAKASE-SUN

今年キャリア30周年、ソロ・デビュー20周年を迎えるレゲエ・キーボーディスト。
大阪府出身。上京後、FISHMANSに1990年加入、翌91年にメジャーデビューの後5年間活動。
95年に脱退後、Little Tempoに加入。2001年よりHAKASE-SUN名義でソロ活動をスタート。
10枚以上のアルバムをリリース。インストゥルメンタルのオルガンレゲエ・サウンドでTVやラジオでのBGM使用実績多数。
2008年、映画「人のセックスを笑うな」のサントラ盤をプロデュース、収録曲「Angel」は大ヒットを記録した。
現在は、Little Tempo、FISHMANSのメンバーとしての活動のほか、
KODAMA&The Dub Station Band、OKI DUB AINU BAND、川上つよしと彼のムードメイカーズ、竹中直人&オレンジ気分のメンバーとして国内外での演奏活動を繰り広げている。

RELEASE INFORMATION

HAKASE-SUN「子午線ブリーズ 〜 Meridian Breeze 〜」

2021年8月18日(水)
デジタルリリース

ARIWA & HAKASE-SUN「Ambitious Love」

2021年9月8日(水)
デジタルリリース

HAKASE-SUN『Let It Shine ! Let It Shine !! Let It Shine !!!』

2021年10月20日(水)
CD+デジタルリリース

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