YonYon選曲プレイリスト『Asian Girls Crush』Julia Wu、NIKI、RIRIなど | 11月連載1/3

Rensai

文: Yuya Eto 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。DJ、プロモーター、音楽プロデューサー、ラジオDJなどマルチクリエイターとして活躍するYonYonさんの11月テーマは、アジア国籍の女性ボーカルを集めたアンダーグラウンドミュージック。

YonYonセレクト『Asian Girls Crush』

Too Proud featuring XZT, Suboi, EK (L1 Remix) / 宇多田ヒカル


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YonYonセレクトコメント:

宇多田ヒカルの12年ぶりのツアー開始を記念して、11月12日に発売されたばかりの「Too Proud featuring Jevon」(Language1 Remix)は、原曲に対してアジアのラッパーたちが新たにフィーチャリングしたリミックスバージョンです。韓国のEK、中国のXZT、ベトナムのSuboiが参加していて、まさにハイブリット。今後、積極的にアジアのアーティストとコラボしていくアーティストが増えそうですね。

買榜 / Poetek,Julia Wu


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YonYonセレクトコメント:

Julia Wuは、台湾で活動中のオーストラリア出身の中国系シンガーで、今年の4月にstarRoさんプロデュース、「FLY (remix) – 向井太一 ╳ Julia」吳卓源 をリリースしたことで、日本でも認知が広がったのではないでしょうか。私はJuliaさんの曲の中でこの曲が一番好きで、台湾のプロデューサーRGRYがトラックメイキングしていて最高の組み合わせだと思います。

Cherry -Ryan Hemsworth Remix / Rina Sawayama


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YonYonセレクトコメント:

Rina Sawayamaは、ロンドンを拠点とする日本人のアーティストです。実は今年に入ってからちょくちょくアパレルのイベントで来日しているのですが、先月この「Cherry」のRemixを出しました。リミキサーには、カナダのプロデューサー、Ryan Hemsworthが入っていて彼もかなりの日本好きで何回も来日しているアーティストの一人なのですが、この二人のコラボによって、ダンスフロアに対応したトラックへと再構築されています。

Vintage / NIKI


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YonYonセレクトコメント:

NIKIはインドネシア出身のNicole Zefanyaによるプロジェクトで、1999年生まれの若手R&Bシンガーソングライターです。なんとリリースした楽曲のほとんどが本人プロデュース。。才能の塊ですね。彼女はアジアの先鋭的なカルチャーを世界へ発信する〈88rising〉にも所属していて、来年Zepp Tokyoにて行われる〈88rising〉Japan Tourを通して来日予定なので是非予習して欲しいです。

That’s My Baby / RIRI


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YonYonセレクトコメント:

RIRIちゃんは先ほど紹介したNIKIちゃんと同い年の日本人R&Bシンガーソングライターです。「That’s My Baby」は彼女のデビュー曲で、オランダ人DJ/ProducerのMidas Hutchにより新しく生まれ変わったRemixバージョンを今年の8月にリリースしました。Midas HutchはFS GreenによるFunk/R&Bに特化した別プロジェクトで、この二人のコラボは熱いですね。


毎週更新!YonYonのアジア国籍の女性ボーカルプレイリスト『Asian Girls Crush』

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YonYon Profile

ソウル生まれ東京育ちというバックグラウンドを持ち、DJ、プロモーター、音楽プロデューサー、ラジオDJとしてマルチに活動するクリエイター。

2012年にDJとしてのキャリアをスタート。Future Beats、Hip Hop、UK Bass、House、Technoまでジャンルを越え直感的にミックスするスタイルが世界中から評価され、日本のみならず東アジア、アメリカ、ヨーロッパなど国内外にまで活動の幅を拡大中。

一方で、その類稀な清涼感のある歌声を生かして国内外のアーティストの楽曲にフィーチャリングで参加している。R&B、HIP HOPのグルーヴをベースに、幼い頃から聴いていたJ-POP/K-POPのメロディーを取り入れ、すでに多くの革新的な作品を生み出してきた。

また、日韓を繋ぐキーパーソンとして[THE LINK]プロジェクトの立ち上げや、ラジオでは同年代のアーティストを紹介する役目を担うなど、彼女のアンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで分け隔てないグローバルな活動に注目が集まっている。

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