大比良瑞希

大比良瑞希セレクト『大人な1曲』阿部芙蓉美、東京事変など | 1月連載2/4

Rensai

文: Asahi 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。1月のテーマは『大人・アダルト』。シンガーソングライター、トラックメイカーとして活躍する大比良瑞希さんが選ぶ『大人な1曲』を全4回に渡ってお届けしていきます。

大比良瑞希が選ぶ『大人な1曲』

開け放つ窓 / 阿部芙蓉美


インタビュイー画像

大比良瑞希セレクトコメント:

大学受験の頃、よく聴いて癒されていた大事な1曲。阿部芙蓉美さんの声って、誰よりも淀みがなくて、本当に心が落ち着く。音楽の効能は色々あるけど、芙蓉美さんの曲を聴くのは、私にとって一番すぐに素直な気持ちになれる方法かもしれない。ライブには行ったことがなかったのだけど、ついこの間の12月24日クリスマスイブに、下北沢ムーンホールで初めてライブを観ることができた。当時を思い出したりしながら、透き通ったこの声が生で聴けて沁みました。

修羅場 / 東京事変


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大比良瑞希セレクトコメント:

大人、アダルトな音楽と聞いて思い浮かぶのは、やっぱり東京事変椎名林檎さんだよね。高校生、大学生のころ本当によく聴いて、色々コピーもした。大人になってしまったら、“大人”という言葉に追いつかなくてはいけないような感情で、私はこんなにグサっとくる曲、逆にもう刺さりすぎて切なさを通り越しそうで最近は聴けてなかったけど、当時大人になっていく感情をこの曲で黄昏ていたな。
それにしても、久々に聴いても全く新鮮さが色褪せない。J-POPの女王でありながら、今聴くとギターのリフやらハットの音やらエロさがアレンジにも所狭しと押し寄せてくる感じが楽しい。「私生活」とか好きな曲沢山出てきて迷っちゃった。

Burn One Down / Ben Harper


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大比良瑞希セレクトコメント:

高校生のとき、お店のBGMプレイリストを作って欲しいと頼まれてiPod classicでずっと作っていて。J-POPも色々聴いている中で、こういうオーガニックさとサーフ感と、音数の少ない湿度低めな音楽を探すようになった時、Jack JonsonとかDonavon Frankenreiterとか聴いている時に出会ったBen Harper。日本語に疲れたりした時はよく聴いて、大人ぶっていたような気がする。最近もよく聴いてる。


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大比良瑞希 Profile

東京出身のシンガーソングライター、トラックメイカー 。
作曲家/チェリストの伊藤修平をプロデュースに迎え、2015年ミニアルバム「LIP NOISE」のリリースでソロ活動をスタート。
2016年アルバム「TRUE ROMANCE」をリリース。2017年8月より3ヶ月連続シングルのデジタルリリースを発表。
スモーキーな歌声と、エレキギターを爪引きながら歌うスタイルは、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を包み込み、ソウルフルかつオルタナロックに、新時代の歌謡曲を紡ぐ。
FUJI ROCK FESTIVALのほか、SOMMERSONIC、りんご音楽祭、音泉温楽などフェスへの出演も多数。
歌とギターのほか、企業CMへの楽曲提供や様々なアーティストのサポートワークでも注目を
集めている。コーラスワークでは過去にtofubeatsやLucky Tapes、Alfred BeachSandal×STUTS、Awesome City Clubなど多数の作品に参加。

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