大比良瑞希セレクト『エレキが沁みる女性シンガー』セイント・ヴィンセントなど | 5月連載2/3

Rensai

文: Kou Ishimaru 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。シンガーソングライター、トラックメイカーとして活躍する大比良瑞希さんがセレクトしたプレイリスト『エレキが沁みる女性シンガー』を今月3回に渡ってお届けします。

大比良瑞希が選ぶ『エレキが沁みる女性シンガー』

Anti-Pioneer / ファイスト

インタビュイー画像

大比良瑞希セレクトコメント:

このプレイリストテーマで、無くてはならない存在。このアーティストを知って欲しいがために作ったような、このプレイリストだから、欠かせないFeist。あえてこの曲を。1人でしっとり、聴いてほしい。FeistはCMになったり、メジャーな曲もたくさんあるけれど、私はこの曲に溺れて、最終的にできた自分の曲が「Everything Gives Me Chance What I Love It.」という曲です。ギターリフに耳を澄まして、聴き比べてみたら、少し面白いかも….?この曲をリリースしたのは2016年ごろだけど、実は今ここで初めて言いました、このオマージュについて!一生憧れの人Feist。

Strange Mercy / セイント・ヴィンセント

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大比良瑞希セレクトコメント:

St. Vincentは、結局のところ、メロディメーカーだなと思う。複雑なコード、複雑な小節の進行があっても、腑に落ちる、虜になってしまうのは、このメロディにあるような気がする。そして、エレキを弾く女性の中で、誰よりもエレキギターという存在をポップに魅せる魔女だよね。

Wild / JONES

インタビュイー画像

大比良瑞希セレクトコメント:

JONESは、自分でエレキを弾いているわけではなさそうで、この曲はアコースティックバージョンとしてリリースされている曲なんだけど、元のバンドアレンジよりも、個人的にはエレキと声だけのシンプルなこのアレンジに魅かれる。これの方が、リピートして永遠とずっと聞いていたくなる声。

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大比良瑞希 Profile

東京出身のシンガーソングライター、トラックメイカー 。
作曲家/チェリストの伊藤修平をプロデュースに迎え、2015年ミニアルバム「LIP NOISE」のリリースでソロ活動をスタート。
2016年アルバム「TRUE ROMANCE」をリリース。2017年8月より3ヶ月連続シングルのデジタルリリースを発表。
スモーキーな歌声と、エレキギターを爪引きながら歌うスタイルは、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を包み込み、ソウルフルかつオルタナロックに、新時代の歌謡曲を紡ぐ。
FUJI ROCK FESTIVALのほか、SOMMERSONIC、りんご音楽祭、音泉温楽などフェスへの出演も多数。
歌とギターのほか、企業CMへの楽曲提供や様々なアーティストのサポートワークでも注目を
集めている。コーラスワークでは過去にtofubeatsやLucky Tapes、Alfred BeachSandal×STUTS、Awesome City Clubなど多数の作品に参加。


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