文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
1987年に沖野俊太郎、小山田圭吾を中心に結成された4人組ネオサイケバンド、Velludo(ヴィロード)。そんな彼らが結成37年目にして、ついに待望のデビューアルバム『Between The Lines』を先週11月6日(水)にリリースした。デビューしてから一年の間に書かれた楽曲を新たにレコーディングしたという本作は、37年前の作品であるのにも関わらず古さを全く感じさせないアルバムに。音楽シーンに脈々と受け継がれる“サイケデリア”という感性の原石を目撃したような気分だ。
2017年頃からインターネット上に曲を発表しているシンガーソングライター・Asami Tonoが、新曲「Heron」をリリース。ピアノとストリングスによるジャジーで幽玄なコードで幕をあける本楽曲。アートワークにあるように、河岸に降り立った鳥類のサギ(英名:Heron)の様子を描写した楽曲となっており、自然の摂理やサギの堂々とした姿から、人間も学べることがあると、思わせてくれる作品に仕上がっている。
ASS MAGICによる新曲も、鳥類のオウムをテーマにした一曲。《水に溶けて 泡になって 消えた》という刹那的な歌詞の歌い出しから始まり、左右に振られたアコースティックギターのバッキングやシンバルの音は、まるで泡が弾ける様子を彷彿とさせるサウンドに。
遊佐春菜の楽曲をSKAWZがRemixした「Faust - SKAWZ Remix」。《本当は 世界平和なんてどうでもよくて あなたを支配して めちゃくちゃにしたいだけ》という一節が印象的な本作は、資本主義と恋愛についてを歌い、イギリスの批評家・マーク・フィッシャー的な世界観を模った楽曲。オリジナル版よりもダンサブルになり、フロアでの盛り上がり必至の一作に。
その他、注目のリリースには久遠、cva beatz、RAqなどがラインナップされています。
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