文: 斎藤加織
高田風コメント:
ファッツ・ドミノもまた超初期のロックンロールと一括りにされていたが、チャックベリーやリトルリチャードのようなブルーススタイルが基盤にあるロックンロールとはまた違う路線、ゴスペル色の強いロックンロールと言える。またキャラクターのイメージも反抗的なロックのイメージとは違い、優しい笑顔で歌い、歌詞も含め誠実で良い人そうなキャラクターだ。彼のスタイルの音楽は後に登場するモータウンレコードから排出される音楽のルーツではないだろうか。高田風コメント:
スモーキーロビンソンはモータウンレコードから初のヒットシングルを生んだミュージシャン。モータウンレコードは黒人のゴスペルルーツである音楽を本気で世に広めの手段として、ミュージシャン達に教養を身につけるための上品な学校に通わせた。滲み出る立ち振る舞いから育ちが良いのを感じさせるためだ。モータウンは上品な黒人というコンセプトを付加価値にブラックミュージックの一つの完成形を作り上げたと考えられる。高田風コメント:
イギリスのロックやポップミュージックのカルチャーが1960年代半ばアメリカを席巻した。これをブリティッシュインベージョン(イギリスの侵略)という。中でもビートルズはインベージョンの代表格。高田風コメント:
60年代、ブラックミュージックがアメリカ中を賑わせることによって、その情報はイギリスにも及んだ。イギリスの若者はエルビスなどの白人が歌うロックンロールだけではなく、そのルーツであるブラックミュージックも好んで聴いたようだ。この曲においてポールマッカートニーのボーカルからはリトル・リチャードの影響を感じる。
Walkings Profile
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2012年結成。
Guitar/Vocal高田風、Bass吉田隼人、Drum高梨 貴志による3人組ロックバンド。
自主企画イベント「全時代ロック」を定期的に行いながら都内のライブハウスを中心に活動。2015年<FUJI ROCK FESTIVAL>「Rookie A Go-Go」出演。
2016年3月、P-VINEより1stアルバム『穴』を全国リリース。現在のバンドメンバーが固定し、5月以降、渋谷、新宿にて活 発な路上ギグを行う。その数推定200ギグ。
2017年<SXSW2017>出演決定。ツアー渡航費+ドキュメンタリー映画制作のクラウドファンディングで137万を集め、全米ツアー決行。16日間で計15本のギグを敢行。2017年9月8日、ドキュメンタリー映画を上映したに渋谷アップリンクはソ ールドアウト。
その後もタイツアー、台湾のロックフェス<URBAN NOMAD 2018>に出演するなど海外からのオファーは絶えない。
2018年5月9日に自主レーベルmaruzen recordより2ndアルバム『tomodachi』リリース。リリースに伴い下北沢GARDENにてワンマンライブを行い会場は満員になった。
現在は下北沢を中心に活動し、国内のライブに加え、海外進出も精力的に行う。—Influenced by…
Jimi Hendrix/ledzeppelin/Beatles/White Strips/Booker T and mgs/ Funkadelick/Bessie Smith/Best of trip hop/Son House/Vulf Peck
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