新たなスパイスで光るCzecho No Republic

Review

文: DIGLE編集部 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はCzecho No Republicをご紹介します。

多幸感とスパイスと

2010年結成、あたたかなサウンドと男女ボーカルによるのびやかな歌で多幸感に満ちる音を鳴らす4人組、Czecho No Republic
この2023年、約2年ぶりとなる新曲の3曲連続リリースが決定しており、シングル「emotional girl」はその幕開けとなる作品だ。

ゆるやかなミドルテンポで爽やかに抜けていく、心地よいチェコらしさが漂うこの1曲。しかし、アレンジにNo BusesのGt.&Vo.としても活動中の近藤大彗によるソロプロジェクト・Cwondoを迎えていることにより、ミニマルで内省的な要素を随所に感じることもできる。
それは清々しく広がるインディーロックを引き締めるスパイスとして見事に作用し、これまでのCzecho No Republicとはまたひと味違う、新たな魅力を引き出しているといえる。

また、今作のジャケットはアメリカのポップバンドSTRFKRなどのジャケットデザインで知られる Sohale Kevin Darouian氏がデザインした。
今後も続くリリース、そしてバンドの活動を楽しみに待とう。

Czecho No Republic

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