Wang Dang Doodleが確立する個性と挑戦

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はWang Dang Doodleをご紹介します。

新境地と個性を魅せて

ボーカル/ブルースハープのMOMIJIと、ギター/マニピュレーターのKAHORI、ブルースを愛する2人からなる“NEO BLUES”2人組ユニット、Wang Dang Doodle。半年ぶりのリリースとなるシングル『Hitsujigumo』が現在配信中だ。

MOMIJIのパワフルな歌声と、ポップミュージックでブルースを表現すべく多様なアプローチを続けるサウンドを通し、リリースごとに新鮮さと2人らしさ、どちらもを存分に楽しませてくれる彼女たちだが、今作はトラックメイカーにpeach boiを迎えたことによりまた異なる一面を魅せている。
ヒップホップの要素がたっぷり取り入れられ、それによって感じられる軽やかさと厚みがWang Dang Doodleの音にはじめての印象を与える。同時に、普遍的で骨太に、まっすぐ響くメロディラインと言葉の力強さがその新たな試みによってぼやけることはなく、2人らしく、かつ全く新しい音が生まれている。

新境地を感じさせる音作りに、いつもの毎日に潜む尊さと儚さを見つめ直す歌詞など、隅々から2人の決意や新たなステップへの一歩を感じずにはいられない楽曲。2024年の彼女たちから、目が離せなさそうだ。

Wang Dang Doodle

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