WATT a.k.a. ヨッテルブッテル & HI-KING TAKASEが押す背中

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はWATT a.k.a. ヨッテルブッテル & HI-KING TAKASEをご紹介します。

あたたかく踏み出す一歩を

長野県出身、現在は神奈川県を拠点に活動するMC/ビートメイカーのWATT a.k.a. ヨッテルブッテルと、奈良県出身のラッパーTAKASEによる1Mic プロジェクト・HI-KING TAKASE。ユニット“WATT & TAKASE”としても活動してきた2人が、2024年5月1日にコラボアルバム『ぼちぼちいこか』をリリースする。

その先行シングルとして配信中の『それがどうした』は、聞く人の心をゆるりと解くあたたかな1曲だ。
WATTとTAKASE、それぞれが自らの仕事や家族、生活のことをリアルに切り取ったリリックの中では等身大の悩みや躓きが語られており、ラッパーとリスナーという立場を越え、私たち聞き手もまるで友人と語らっているかのように共感してしまう。そして、それらとポジティブに向き合い、生活の中に感謝や愛という光を見出す2人のスタンスに背中を押され、自然と前を向きたくなってしまう。そんな温もりに溢れた作品である。

フックで繰り返される「それじゃどうしたい?」という問いかけと、躊躇いに対する「それがどうした」という答え。足踏みをやめて、一歩踏み出したいあなたに寄り添ってくれる音楽がここにある。

WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる