Yasu Cubが鳴らす、夢見心地のバイブス

Review
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はYasu Cubをご紹介します。

幻想的な世界へ浸って

日本とアメリカをルーツに持ち、東京を拠点に活動するアーティスト、Yasu Cub。もともとはJacob Oki Ahearnのソロプロジェクトとしてスタートし、2020年7月からバンドメンバーを迎えて現体制へ。海外インディーフォークと国内インディロックのバイブスが溶け合った、心地よい音楽を鳴らしている。

先日配信が開始された「Turquoise」は、EP『room without a ceiling』から先行リリースされた作品。歌詞にも《room without a ceiling》のフレーズが入っていることから、EPのキーとなる1曲なのだろう。

浮遊感あるバンドサンドに幻想的なボーカルが揺蕩う音像は、まさに夢見心地。無機質なエレクトロと有機的なアコースティックを掛け合わせ、まどろみのインディーポップに昇華する手腕は、今作でも健在だ。詩的なリリックも美しいので、言葉を噛みしめるようには浸るのも一興である。

Yasu Cub

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