キュレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』毎週金曜日更新 DIGM、Zemnなど|8月3週目

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

DIGLEと音楽配信代行サービス・TuneCore Japanがお届けするコラボレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』。TuneCore Japanの「メディアネットワーク」を通じてピッチされた楽曲の中から、毎週5曲をピックアップしてレビューします。8月3週目のカバーはDIGM。

今週の「TuneCore Japan×DIGLE Now」注目のアーティスト

DIGM「晴レルヤ」

アニメ「エウレカセブンAO」のエンディングテーマ「アイオライト」でメジャーデビューを果たした男女混合バンドjoyのギタリスト松本泰樹のソロプロジェクト・DIGM。「晴レルヤ」は、老若男女誰でも口ずさめるような、可愛く優しい雰囲気のポップソング。速い6/8拍子でスキップ感のあるリズム隊、煌びやかなキーボードやストリングスの旋律が、天気の良い朝に目覚めたような明るい気持ちにさせてくれる。《昔読んでた絵本の中の主人公たちになれなかったけど 思いもしない出会いや別れたちが 進んで行く人生を彩ってくれる》という一節。予測不可能な人生の中で、身の回りに起こる出来事を肯定してくれて温かい。

Zemn「number nine」

2022年に活動開始したemo pop solo projectのZemn(ゼン)。2000年代初頭のemo / pop punkを踏襲し、往年のアニメソングを思わせるメロディを乗せた音楽性を特徴としている。最新曲「number nine」は、Trap風の808のハイハットやヘヴィなベースも組み込み、pop punk期のmgkのようなモダン且つエモーショナルなサウンドの一曲。《何を怖がって?何が変われたの? また今度そうやって心を濡らしていく雨》と、変わることを怖がる自分の心の中の"雨"との対峙や揺らぎを歌う。楽曲のメッセージがより伝わってくるアニメーションMVもチェックしてみてほしい。

羽田りさ「かくれんぼ」

群馬県出身シンガーソングライター/イラストレーターの羽田りさ。CMソングやテーマソングのリリースが続いた数年を経て、約4年ぶりにオリジナル新曲をリリース。そんな新曲「かくれんぼ」は、乃木坂46西野カナといったJ-POPソングの作詞作編曲を行う小倉しんこうを迎えた一曲。アコースティックギターのストロークや、クリーンギターとピアノのサウンドが、温かい歌声を優しく包み込む。アートワークでも描かれている泡や、タイトルのかくれんぼをモチーフにした歌詞。《また今日も夢の中 幻みたいな泡に溺れてく 戻れないこともわかってた 不意に現れたっていなくなるんだろう》といった、"きみ"との関係が永遠ではないことを歌った序盤の一節が切ない。"きみ"を見つけられない時間が続く中、ラストで《色褪せないままの宝物見つけた》と歌い切る一節に、温かな余韻が残る。

DaybreakFreek「Sweep」

MC、DJ、beat maker、creative directorの5人からなる東京拠点のクルー・DaybreakFreek。ダンサーとして培ったダンサブルなグルーヴと、2000年代カルチャーに根差した感性を掛け合わせ、Hyperpopやクラブミュージックを独自の解釈で披露している。9thシングル「Sweep」は、フォーリー感・オーガニックなフィーリングのあるシンセとサンプリング、4つ打ちからJersey Clubまで展開するダンサブルなビートによる一曲。ハジけるようなサウンドが躍動し、音に酔うようについ体が揺れる。

菅叶和「Papa」

2023年、『ラブライブ!シリーズ』のプロジェクト『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の大沢瑠璃乃役に抜擢され声優デビューした菅叶和。ソロ名義の新曲「Papa」は、シンガーソングライター/プロデューサーのKaz Kuwamuraと共作し、高校時代に亡くした父への想いを歌ったパーソナルな楽曲。父の闘病時の記憶や、父からタイムカプセルが届いた実際の出来事をもとに、刺々しい本心も包み隠さず歌われ、自身は「素直に歌っているだけで感情がこぼれ、むしろどこまで抑えて歌うか模索した」と語っている。アリーナ・ドームクラスのステージ経験に裏打ちされた歌唱には、Queen(クイーン)と通ずるものを感じる。極めてリアル且つダイナミックな表現に胸を打たれた。

毎週金曜日更新のプレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』

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