文: スギタヨウヘイ
ーアパレルブランド/ショップやフォトグラファーとのコラボ企画を次々に展開されていますが、なぜ「Fashion×Music」をテーマにした活動をはじめたのでしょうか。
森:
僕は普段ファッションメディアの運営に関わっているのですが、ファッションと音楽は相性が良いですし、citrusplusの活動がはじまったタイミングでファッション関係の仕事をしている仲間が手伝ってくれるようになったので、音楽とファッションを掛け合わせた自主企画を考えるようになりました。たくさんの人に音楽を届けたいという思いはありますが、まずは自分の周りにいる人達がかっこいいと感じるようなものを作りたいなと。そこで、身近なクリエイターと一緒に、ファッションを絡めた作品を作ろうと思ったんです。
僕らのライブがきっかけでファッションやカルチャーが好きな人達が集まり、新しい繋がりや場ができていく。それがみんなにとって楽しいものであったり、刺激的だったりする空間にするのが理想です。
藤牧:
世の中にコンテンツが溢れていて、ただ音楽を作っているだけでは知ってもらえない時代になってきていると感じているので、自分たちにできる新しい表現の形を模索していった結果、今の形になりました。音楽ユニットとファッションブランドの境界も曖昧にしたくて、音楽に限らず「citrusplusが作ってるものなら欲しい」といった空気を作っていきたいです。例えばTシャツなどのグッズも普段使いできることを意識しています。
企画を通してコラボレーターから刺激を受けることも多いので、コラボは積極的にやっていきたいですね。今はファッションが主ですが、今後ファッションだけでなく、Technology×MusicやArt×Musicなど、様々なジャンルや人を絡めて展開していきたいです。
ーカルチャーマガジン「Wooly Magazine」での連載はどのような経緯でスタートしたのでしょうか。
森:
Wooly Magazineの編集部の方と話している時に、「クリエイターとのコラボ企画、おもしろいんじゃない?」と盛り上がったのがきっかけです。自分がメディアを運営していることもあって、一方的にメディアにプレスリリースを送るのが嫌で。せっかくやるなら、クリエイターらしくメディアに合わせたコンテンツを作りたいと思って、そこで藤牧がモデルが出演する映像のために楽曲を書きおろす「Say H!」という企画が生まれました。
ー「Say H!」の楽曲制作はどのように進めるのでしょうか。
藤牧:
どういう楽曲が好きとか、どんな気分になる曲が良いといったヒアリングをして、モデルさんの感性や感覚を音として表現するようにしています。たとえば細かい所作にこだわりを持っているならモデルさんなら、細かく音を入れることで所作へのこだわりを表現してみるとか。モデルさんの特徴を細分化して、答えを出していくようなイメージです。
森:
何かをやる時は必ず企画に落とし込んでから展開していきたいと思っています。活動のすべてにストーリーがあるべきだと思っているので、「citrusplusだからやれる」という観点は大事にしたいですね。ちなみにヨロズは言葉が好きなので、今後はヨロズの言葉の表現者としての側面をもっと出していきたいと思っています。楽曲のクオリティ、ライブパフォーマンス、コンテンツの企画をバランスよくレベルアップさせていきたいです。
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