文: スギタヨウヘイ
ーまずはみなさんがこれまでに聴いてきた音楽について教えてもらえますか?
荒井:
高校生の頃に組んだバンドでASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ループ&ループ」をコピーしたのは思い出深いですね。ドラムの伊地知さんのプレイを真似るのがすごく難しかったのですが、うまくコピーできた時は本当に嬉しくて、段々とドラムにのめり込んでいきました。他にも、友人に教えてもらったtoeは衝撃的でした。「こんなにかっこいいドラミングは聴いたことがない」と思って、ドラムの奥深さを知るきっかけになりましたね。
大学に入ってから、「グッドバイ」「孤独の発明」「i do still wrong」「you go」など彼らの曲をコピーしたのは印象に残っています。単純に1番好きな音楽だったというものありますが、toeの柏倉さんのドラムをコピーできたというのが嬉しくて。
ー洋楽や他のジャンルの音楽を聴くことはありましたか?
荒井:
個人的にドラムを教わっていた先生がジャズに詳しかったので、本格的にジャズを聴きはじめました。特に好きなのはドラマーがJack DeJohnette、ピアノがKeith Jarrett、ベースがGary Peacockのトリオで、技術的には難しいことをしてないのですが、体験したことがないようなグルーブを感じました。
ー他のメンバーの方はどうだったんでしょうか。
長崎:
僕は中学生の頃、音楽好きの父親や兄の影響でL'Arc-en-Cielにはまっていました。高校に入ってバンドを組むようになってからは、BUMP OF CHICKENをコピーしたり、the band apart、UNCHAINを聴いていました。
特に、UNCHAINの「Sugar」という曲のエモーショナルさが好きで、ギターの佐藤さんのプレイに憧れています。World Mapsの曲のメロディーには邦楽ロックの影響が色濃く出ていると思いますね。
後藤:
僕が色々な音楽を聴こうと意識し始めたのは大学に入ってからです。当時、一平と千尋と東京事変のコピーバンドを組んでいて、ベースラインがかっこいい曲が多かったのでベースの奥深さを感じたキッカケになりました。一方でMarvin Gayeを聴いてからは、ベースって動くだけじゃないという発見があったり。彼の楽曲の中では「What's Going on」という曲が好きです。
Kenny:
実は僕の音楽の原体験はスーファミのドンキーコングのBGMなんです。ゲームよりBGMばかり聴いていました。他にはジブリの音楽が好きで、ギターを買ってからサントラをコピーしましたね。バンドでいうとパンクがバックボーンにあって、Sum 41や10-FEETが好きでした。ずっと1人でギターをやっていたので、ちゃんとしたバンドを組むのはWorld Mapsが初めてになります。
ーなぜこのメンバーでバンド組もうと思ったのですか?
Kenny:
BGMやサントラが好きだったのでインストのコピーバンドを組みたかったのですが、好きになれるバンドがなかったんです。自分でバンドを作ったほうがいいと考えていた時に、一平と千尋がライブでtoeの曲を演奏していたのを観て、想像をはるかに超えるクオリティだったので、「彼らとならかっこいい曲を作れるはずだ」と確信したのを覚えています。
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