視聴数約50万 BLOCK.FESTIVAL × LINE LIVE が広げたオンライン・オフラインイベントのあり方

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文: 久野麻衣 

初回配信の総視聴数が約50万人を記録したオンライン音楽フェス<BLOCK.FESTIVAL>と配信プラットフォームであるLINE LIVEに開催の裏側やその協力体制についてインタビュー。

2020年4月18日(土)に開催されたオンライン音楽フェス<BLOCK.FESTIVAL(ブロック フェスティバル)>。“VOL.0”とつけたれた第1回目にはChara、 Shinichi Osawa 、 Kan Sano、 SIRUP、AAAMYYY、 TENDRE、 ☆Taku Takahashi(m-flo) といった豪華アーティストが参加し、それぞれの自宅から生ライブやトークを配信した。

総視聴数は50万人近くと初開催ながら驚くべき数字を記録した今回のイベントをサポートしたのが、LINE LIVEだ。その中でも投げ銭をすることで、後日、自宅にフェスTが届くというオンラインとリアルが融合したフェスならではの仕組みは、大きな盛り上がりをみせ、オンラインイベントの新たな可能性を示してくれた。

そんな<BLOCK.FESTIVAL>の開催経緯やLINE LIVEとの協力体制について、発起人である☆Taku Takahashi(m-flo)氏、LINE LIVEの浅野裕介氏、朴ミンカ氏に話を聞いた。

オフラインとオンラインを繋げる可能性

ーBLOCK.FESTIVAL Vol.0の開催はどのような思いや考えから始まったのでしょうか。

☆Taku:

色々なライブがキャンセルされ、音楽を演奏する人たちや音楽が大好きな人たちが音楽を楽しむことができない状況で、block.fmとして何ができるのか色々と考えていたんです。そこで、みんなで集合体になって、たくさんの人が楽しめるものを作ることがblock.fmのやるべきことだと思ったので、何が出来るかわからないけど「やる!」って言い切っちゃったんですよ(笑)。

そしたら、それに対して「すごく意味のあることだ」とサポートしてくれる人が集まってくれたんです。

ーどういった方々が集まられたのでしょう?

☆Taku:

代理店で働いている人やPRの仕事をされている人、デザイナー、WEBクリエイター、WEBディレクター、コンサルタント、イベンターなど色々な業種の人たちに集まっていただけました。

ー本当に大きなフェスを開催するような規模ですよね。準備期間はどれくらいだったんですか?

☆Taku:

実は2週間しかなかったんです。本当に色々な人たちの力があって実現に漕ぎ着けることができて、そのおかげで素晴らしいレスポンスをいただきました。

ー今回はLINE LIVEを利用しての開催でしたが、なぜLINE LIVEを選択されたのでしょうか。

☆Taku:

最初は様々なプラットホームを検討していたんですけど、集まってくれたメンバーの1人にLINEで働いている友人がいて「LINEでこういったことをできるかもしれません」と提案をもらったんです。ただ、友人がいたことはキッカケではあるんですけど、同時にLINEに魅力を感じたところが沢山あったからなんです。

ー魅力というと?

☆Taku:

LINEは通話やチャットでの利用が認知されていますが、他にもLINE チケット、LINEショッピング、LINEギフト、出前・宅配サービスであるLINEデリマがあり、LINEBeacon、LINE MUSICなど色々なものがすでに開発されている。豊富なインフラがあるので、いずれはそういったプラットホームをフルに使ったオフラインとオンライン、両方繋がったものを一緒にやることが可能だという未来を感じたんです。そういったビジョンを持ちながらLINE LIVEさんと一緒にやらせてもらってます。
LINEが展開するプラットフォーム(一部)

ーLINEの事業は生活インフラからエンタメまで幅広い分野に広がっていますから、それをフルに活用できたら今までにないイベントになりそうですね。

☆Taku:

例えばですけど、オンラインイベント内にフェス飯があって、それを宅配できたら面白いですよね。そういったアイディアはあっても、実現するためには色々とクリアしないといけないハードルがあります。まずこうやって実際にオンラインのライブを成功させて、それを重ねていくことでオフラインでの可能性も考えています。

ーなるほど。VOL.0では、フェスTシャツが手に入る応援アイテム(投げ銭)システムがすごく魅力的だと感じたのですが、あれはどういう経緯で生まれたんでしょうか。

☆Taku:

どうしたらみんなにフェスに参加してもらえるかを考えていた時に、私の友人でWeb関係のコンサルティング・企画などを手がける菅原健一(すがけん)さんから「LINEの応援システムを利用したら面白いんじゃないか」といアイディアをいただき、今回参加してくれたイベンターのアフロマンスさんの「フェスといったらTシャツですよね」という言葉から始まったんです。そこでLINEさんに「これできますか?」ってお話したところ、「やりましょう!」と言ってくださって。

ー実際に実現させるためにはシステム側の様々な調整が必要そうですよね。

☆Taku:

そうなんですよ。LINEのバックエンドでTシャツの応援システムを入れるのは大変な作業で、普段ならすごく時間がかかるものを「何とかします!」と言って実現していただきました。

ー開催が決定しからLINE内での動きはいかがでしたか?

浅野:

今回、☆Takuさんもおっしゃっていたように、弊社の社員がきっかけとなっているんですが、最初は社内の部署関係なく有志で集まって動いていたんです。そこから一緒にやることが決まって、翌日すぐにオンラインMTGをさせていただきました。なので、まだ☆Takuさんに実際にお会いしてはいないんですが(笑)、「とにかく全部やりましょう」とお話させていただきました。

☆Taku:

そうそう。Tシャツに関しては浅野さんに話をしたのは週末だったんですが、「月曜日に渡してくれたら何とかします!」と言ってくださって。

浅野:

実は☆Takuさんにも言えていない綱渡りの部分があったりしたんです(笑)。社内をかけずり回ったりしましたが、無事に実現できたのはみなさんの熱量に我々が動かされた部分が大きいですね。

ー応援した人の名前をプリントで入れられる仕組みがすごいですよね。

☆Taku:

名前を入れるのは、すがけんさんのアイディアです。このフェスは色々な人たちが有志で集まっているところもあるけれど、観てくれている人たちも一緒にフェスを作り上げる気持ちになって欲しかったんです。VOL.0というのは、まだVOL.1になる前ですから。

ー観て楽しんでくれる人がいて、初めて成功と言えるイベントですもんね。

浅野:

そこからアイディアを実際に実現するためのやりとりはかなりありました。背面に何文字入るのか、一人当たりの文字数の調整、入力フォームなどのシステムの準備など新しいことだらけで、僕たちにとってもかなりのチャレンジでしたね。
次ページ:初めてだらけの挑戦

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久野麻衣

DIGLE MAGAZINE 副編集長

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