日本唯一の「イントロマエストロ」渾身のイントロ推しプレイリストを公開

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文: Yuya Eto 

日本一のイントロ専門家がプレイリストを作成。一体どういうプレイリストなのか気になる中身を聞いてみました。

数々のイントロを最短0.1秒で曲名を正解。「イントロマエストロ」によるプレイリストとは

大学時代に数々の全国大会で優勝したことがきっかけで、2008年にバラエティ番組「ひみつのアラシちゃん」に出演し、約30,000曲のイントロを最短0.1秒聴いただけで曲名を正解するパフォーマンスを披露。その後数々のメディアやTV番組に出演する中、16年に出演した「マツコの知らない世界」で時代別、編曲者別、息を吸う音から始まるイントロの特徴や違いを説明し反響を呼ぶなど、イントロに関しては右に出る者がいないと言っても過言ではない「イントロマエストロ」である藤田太郎さん。

今回彼がイントロにフォーカスして選曲したプレイリストが2種類登場。本人にプレイリストについてお話を聞いてみました。

イントロ マニア! 90年代・00年代

イントロ マニア! 昭和歌謡


ー藤田さんがこの2つのプレイリストを作ろうと思ったわけをお聞かせください。

インタビュイー画像

イントロマエストロ藤田太郎さん:

大ヒットした曲のタイトルやアーティスト名、サビのメロディはよく知られますが、実は「イントロ」も一度聴いたらすぐ覚えてしまう曲って結構あるんです。強烈な存在感をだしているイントロ、オシャレでカッコいいイントロ、ギターリフやピアノのメロディがとても印象的なイントロなど、1曲ごとに特徴が全く違っているんです。それが私はすごく面白いと思っていて、知っている曲でも、新しい発見をした!という感動を覚えるんです。
そういう「イントロ」にフォーカスして、年代や曲順までこだわったプレイリストってあまり無いなと感じたので作成しようと思いました。

ーどんな人に聞いてほしいですか?

インタビュイー画像

イントロマエストロ藤田太郎さん:

2000年代にフィーチャー・フォン(通称、ガラケー)で「着メロ」、「着うた」、「着うたフル」といった音楽デジタルコンテンツを頻繁にダウンロードして着信音に設定したり、コミュニケーションツールとして楽しんでいた人たちに聴いてもらいたいです。
これは私の印象なのですが、あの頃ケータイで音楽を楽しんでいた方は、音楽聴き放題サービスを使っている人って少ないような気がしていて。それは、ゲームやSNSといったスマホでもっと楽しめるコンテンツが増えたこともあるんですが、何を聴いたらいいかわからないという人も多いと感じています。
「イントロ」って絶対にどの曲にもあるものなので、はじめて聴き放題サービスを利用する人にとって敷居が低いというか、音楽知識とか無くても、まず気にしてもらえるものじゃないかなと思っています。
プレイリストのタイトルを【イントロ マニア! 90年代・00年代】、【イントロ マニア! 昭和歌謡】と、あえて英語を使わず、わかりやすくを意識して決めたのもそういう思いがあるからだったりします。

ー今後の藤田さんのご活動予定等お聞かせください。

インタビュイー画像

イントロマエストロ藤田太郎さん:

「イントロマエストロ」としての僕の武器は60年代から最新曲まで、幅広い年代のヒットした曲を中心とした音楽をたくさん知っていることだと思っています。その武器を、個の力として、イントロクイズのイベントや、プレイリストの作成、全く違うジャンルの業界とのコラボ等、もっとたくさんの人が音楽に触れる時間を増やすきっかけになること、にどんどん掘り下げてやっていきたいと考えています。
ありがたいことに、年末から年明け以降もたくさんの企画やイベント・メディア出演のお話をいただいています。随時Twitter、Facebookで決定次第告知しているので、気になった方はチェックしていただけるとうれしいです。フォローしてくれたら、もっとうれしいです(笑)。

イントロマエストロ・藤田 太郎プロフィール

2003年から12年間、音楽配信サービス会社で「着メロ」「着うた」「着うたフル」といったデジタルコンテンツの仕入れから、サイトで紹介する楽曲の選曲業務に従事。
現在はクイズ制作会社で働きながら、日本で唯一の「イントロマエストロ」として、ポップな切り口で音楽を楽しんでもらう企画の提案や、イベント・メディアに出演し日々音楽ユーザーを増やす活動をしている。

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