米国のレコード購入者の50%はレコードプレーヤーを持っていないということが明らかに

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文: vcr 

Luminate社が行った調査によると、過去1年間にレコードを購入した人のうち、実際にレコードプレーヤーを所有している人は50%に過ぎず、音楽リスナー全体でも15%しか所有していないということが明らかになった。しかし、米国での年間レコード売上は伸び続けている。

ここ数年、レコードの人気が再燃しており、さまざまな理由で売上が伸び続けている。しかし、レコード購入者の中には、レコードプレーヤーすら持っていない人が思いのほか多いことが、新しい調査で明らかになった。Luminate社が行った調査によると、過去1年間にレコードを購入した人のうち、実際にレコードプレーヤーを所有している人は50%に過ぎず、音楽リスナー全体でも15%しか所有していないという。

これらの購入の中には、他の人へのプレゼントとして意図したものもあるが、多くの人が単に手触りの良いレコードを所有したり、飾りに使ったりして楽しんでいることが調査によって明らかになっている。2016年の調査では、レコード購入者の40%がターンテーブルを所有しているが、使用したことがなく、コレクターの中には、見た目やアーティストとのつながりを感じてレコードを購入する人もいるという結果が発表されている。

レコード購入者の多くが実際にはレコードプレーヤーを所有していないにもかかわらず、レコードの売上は伸び続けています。全米レコード協会が発表した2022年の年末報告によると、米国での年間レコード売上は1987年以来初めてCD売上を上回り、CD3340万枚に対し、レコードアルバムは4130万枚をウ売り上げている。また、2022年のレコード・アルバムの売上は17.2%増の12億ドルで、CDの売上は約18%減の4億8300万ドルとなった。

NMEによると、ハリー・スタイルズの2022年のアルバム『ハリーズ・ハウス』が年間ベストセラーとなったこともあり、全体として2022年の音楽売上は3%増加。米国では、さらに6%以上売り上げが伸びた。しかし、ストリーミング・サービスは依然としてレコード音楽の収益の大半を占めており、昨年の米国での売上の84%を占めている。

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