文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
<フジロックフェスティバル>でのパフォーマンスも話題を呼び、2026年1月の全国6都市来日ツアーも決定したMei Semones(メイ・シモネス)が、最新シングル「My Ideal」を配信リリースした。本作は、各国のアーティストがチェット・ベイカーの名曲・名演を再解釈して収録したトリビュート・アルバム『チェット・ベイカー・リイマジンド』に提供されたもの。当初は限定ボーナス・トラックとして日本盤のみに収録されていたが、直近の盛り上がりを受け急遽全世界リリースとなった。
ブルックリンを拠点とするMei Semonesは、日本人の母を持ち、日本語と英語を交えた歌詞と、ジャズ、ボサ・ノヴァ、インディ・ロックをブレンドさせたサウンドで今注目のシンガー・ソングライター。5月にリリースされたデビュー・アルバムも話題を呼んでいる。
インタビューでもチェット・ベイカーのファンであることを公言しており、中でも「My Ideal」がお気に入りの一つとのこと。今回のバージョンは、歌とギターを中心にストリングスも取り入れた、彼女ならではのサウンドを楽しむことができるものとなっている。
なお『チェット・ベイカー・リイマジンド』は、チェット・ベイカーが残した名録音の中から、今年リリース70年を迎える永遠の名盤『チェット・ベイカー・シングス』をピックアップして、その収録曲を最先端アーティストが再解釈した作品。これまでの『ブルーノート・リイマジンド』、『ブルーノート・リイマジンド II』ではUKジャズ界のミュージシャンが収録されていたが、今回はdodie(ドディ)やEloise(エロイーズ)、Matilda Mann(マチルダ・マン)、Ezra Collective(エズラ・コレクティヴ)のIfe Ogunjobi(イフェ・オグンジョビ)といったUKのアーティストを中心としつつ、オランダのBenny Sings(ベニー・シングス)、カナダのStacey Ryan(ステイシー・ライアン)、韓国のSarah Kang(サラ・カン)など幅広い地域からのアーティスト、さらにはmxmtoon(エムエックスエムトゥーン)やGrentperez(グレンペレス)ら、SNSで人気の新世代アーティストが参加している点も注目だ。
いずれもシーンの先頭で活躍するミュージシャンによるアコースティックとエレクトロニックの多彩な色彩、芸術的で情熱的な即興演奏、そして豊かにレイヤー化されたプロダクションが特徴の現代的なサウンドキャンバスに、ベイカーの崇高なメロディが投影された作品となっているので、ぜひアルバムもチェックしてほしい。
RELEASE INFORMATION
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『マイ・アイディアル』
2025年7月25日(金)
Mei Semones(メイ・シモネス)
配信リリース『チェット・ベイカー・リイマジンド』
2025年5月16日(金)
配信リリース
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