東京拠点の4人組バンド・水いらず、“アジアの音楽”をテーマにした2ndフルアルバムをリリース

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文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

水いらずが、約5年ぶりとなる2ndアルバム『水を捨てよ、内へ還ろう』を、8月29日(金)にリリースした。1stアルバム『ほとんど、空』(2020年)以降、精力的にシングルを発表してきた彼ら。今作は“アジアの音楽”をテーマに、各地の民族音楽のエッセンスを取り入れながら、それをバンドサウンドとして昇華した作品となっている。

東京の4人組バンド、水いらずが、約5年ぶりとなる2ndアルバム『水を捨てよ、内へ還ろう』を、2025年8月29日(金)に配信リリースした。1stアルバム『ほとんど、空』(2020年)以降、精力的にシングルを発表し、ファッションショーの音楽を担当するなど新たな表現領域に挑戦し続けてきた彼ら。今作では“アジアの音楽”をテーマに、自分たち独自のリズムと旋律を探求。各地の民族音楽のエッセンスを取り入れながら、それをバンドサウンドとして昇華した作品となっている。

水いらず

なお、収録曲「uturu」についての推薦コメントが、佐藤征史(くるり)、paya(幽体コミュニケーションズ)、あだち麗三郎から届いている。楽曲を最初に聴いた時の印象について、三者三様の表現で綴られているので、こちらもぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

収録曲「uturu」推薦コメント

佐藤征史(くるり)

なんて自由な音楽!

最初に持った印象はそれでした。

しかし、それは視点や表現する内容と方法の話であって、音楽としては構築美を感じます。

自然にストーリーが進むよう秩序だっていて、楽器の使い方も必要な音しか鳴ってませんと胸を張って言えそうな構成。

民族音楽からエクスペリメンタルなものまで、様々なルーツは見えるのですが、結果的にそれらが全部日本的な「和」に帰結しているので、 どこか懐かしく聴ける音楽でもあり、真のミクスチャー・ロックだなとも思いました。

そして最終的に「好きだよ」で小難しいことはどうでも良くなって、楽しくリピートしちゃう、ポップさ加減が好きです。

paya(幽体コミュニケーションズ)

(二つの目と二つの耳しか持たない)

一滴の雫として、葉から滴り落ちて地表で弾けるまでに周囲の景色をあまねく受け取ることはできない。

例えば鏡で、景色を映すことはあっても、鏡に落とされたインクの色が景色に移ることはない。裏側を除いても別の景色が広がるばかりの一枚。

それぞれがそれぞれの履歴に紐づいた台詞を持っていて、それぞれの地点からそれを提出する。人の指で群像を差して、また折って数えることはできない。それでも観察は続く。

挨拶はもうとっくに終わっていて、風邪をひきあったり言ってないことを読み取ったり距離を変えたりする。

それってもう『好き』ってことじゃんね、と思う。

あだち麗三郎

凄まじい衝撃。
波?あれ?
もう再生ボタンを押した時のことが思い出せないくらいのトリップ。
あぁ言葉の、脳の神経の運動としての(通り過ぎるものとしての)
本来の状態ってこんな感じだと思っている。
それを具現化するなんて。
尊敬と感謝の念で溢れています。

RELEASE INFORMATION

『水を捨てよ、内へ還ろう』

2025年8月29日(金)
水いらず
配信リリース

【収録曲】
1. oboeru
2. hanasu
3. bakeru and enjiru
4. bakeru
5. uturu
6. tutau
7. su-mu
8. oboeru and wasureru
9. inoru

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