文: 神保未来 写:清水舞 編:Kou Ishimaru
楽天ブックスとPCI MUSICが共同で主催するライブイベント《Rakuten Books×PCI MUSIC Diggin' Sound vol.4 powered by bazoo》が、2026年4月1日(水)に東京・新代田FEVERにて開催された。総合支援プラットフォーム"bazoo"が企画を手掛ける本イベントは、新しい才能を発掘し、リスナーにとってまだ見ぬ音楽との出会いの場を作るというコンセプトで継続的に実施されている。
今回はR&Bの影響を色濃く感じる4組の気鋭アーティストが登場。オフィシャルライブレポートが到着した。

まずはトップバッターのSwagckyが登場。DJのYU-SEIがクラップを煽るなか「君とハイボール」を歌いだしたかと思いきや、ふと後ろを振り返る。後方に立っていたYU-SEIがスクラッチをし、演奏を中断。「トップバッターということで盛り上げていきたいんですけど、みなさん準備ができてないようなので、もう一回やりたいです!」と発破をかけると、フロアは歓声で沸いた。二度目の演奏では会場のバイブスが一気に高まり、観客は手のひらを掲げてスウェイ。口ずさみやすいメロディが光る「チイサナシアワセ」では、シンガロングが起きた。

「短い時間ですけど、今日こうやって一緒に音楽を楽しめるのは貴重で。最後までみんなで楽しみたいなと思います。いけますか!?」と煽り、強いキックが心を躍らせる「ベリービジー」を披露。「Like a strawberry」では一転してエモーショナルな歌声を届け、さらにメロウなナンバー「Spot Love」を追加。観客は体を揺らして楽曲の世界に浸った。昨年に喉の手術という逆境を乗り越えたことを振り返り、「いいときも悪いときもあるけど、いつでも後悔ないように音楽活動をやっているつもりで」と語り、代表曲「ふりだし」で締めくくった。Swagckyの観客を巻き込んだパフォーマンスにより、イベントは熱量高くスタートを切った。

転換時にはHAYASSENによるDJがフロアのグルーヴをキープ。思い思いに音楽に浸るオーディエンスの姿も印象的で、場内はリラックスした空気に包まれていた。
2番手はR&BシンガーソングライターのArche。ドラマ『顔のない患者 -救うか、裁くか-』の主題歌「do for love」からスタートし、スモーキーな歌声がフロアをたちまち魅了した。しなやかな歌とタイトなフロウを行き来し、抑揚をつけながら「addicted」「君は知らない」「Fill me up」「circle」と畳み掛ける。2026年6月に2ndアルバムをリリースすることを告知したのち、「Life」「you are」と続き、ラストナンバー「パラサイト」でフロアは最高潮に。ソウルフルな歌にオーディエンスは熱狂し、手を上げ体をくねらせながらグルーヴに乗った。スムースなR&Bサウンドにラップを鋭く差し込み、緩急自在なパフォーマンスで魅了したArcheは、艶のあるハスキーな歌声と凛とした出で立ちで観客の心をつかみ続けた。

10代でニューヨークに渡り、現在は札幌を拠点に活動する笠原瑠斗は、自己紹介を交えながら緩やかにグルーヴを立ち上げた。「WALKING MAN」では音の間をたゆたうフェイクや情感あふれる歌い回しなど、本場アメリカ仕込みのボーカルで観客を圧倒。イベント名を組み込んだネームドロップやシンガロングで一体感を高め、「RUN jdilla mix」「緩りらら」「Bitter」と続く。〈皆でさぁ手を繋ぎ〉というフレーズでは歌いながら観客と手を繋ぐ場面も。B.I.G.JOEとの共作「ONE」でラストへ。最後には観客のクラップに合わせてアカペラで歌い、温かなムードに包まれた。札幌への愛、他のアーティストへのリスペクト、オーディエンスとともにライブを作り上げていきたいという真摯な想いが滲むステージだった。

トリのS.A.R.はsanta(Vo.)の「フィーバー! 調子、どうですか?」という挨拶から「Side by Side」でスタート。may_chang(Dr.)が刻むアタックの強いドラムとレイドバックしたノリのコントラストが来場者を陶酔へ誘い、「You be Kool」ではsantaの歌とImu Sam(Gt. / MC.)のラップの掛け合いがフロアを徐々にヒートアップさせた。「Uptown」での"飲も!飲も!"というコール&レスポンス、「Desolate」でのファンキーなギターサウンド、「Back to Wild」の解放感、ドラムソロで観客の目を釘付けにしてからの「Kaminari」と、滋味深いサウンドが続く。S.A.R.が繰り出す音の中に体が溶けていくような言い知れない多幸感は、イベントの締めくくりにふさわしいものだった。

最後まで穏やかなグルーヴが漂い、来場者が心地よく音に酔いしれた<Diggin' Sound vol.4>。チルな余韻を残して、イベントは幕を閉じた。
EVENT INFORMATION
<Rakuten Books×PCI MUSIC Diggin’ Sound vol.4 powered by bazoo>
2026年4月1日(水)
at 新代田 FEVER
開場18:30 / 開始19:00
出演者: S.A.R.、Arche、Swagcky、笠原瑠斗
主催:楽天ブックス、PCI MUSIC
企画: bazooセットリスト
▼Swagcky
1.君とハイボール
2.チイサナシアワセ
3.ベリービジー
4.Like a strawberry
5.Spot Love
6.HATE
7.ふりだし▼Arche
1.do for love
2.addicted
3.君は知らない
4.Fill me up
5.circle
6.Life
7.you are
8.パラサイト▼笠原瑠斗
1.WALKING MAN
2.Ain’t no change
3.RUN jdilla mix
4.緩りらら
5.Bitter
6.are you down tonight
7.信じてる
8.ONE▼S.A.R.
1.Side by Side
2.You be Kool
3.Uptown
4.Desolate
5.Back to Wild
6.MOON
7.pool
8.Kaminari
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