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文: DIGLE編集部
9月20日公開のアニメーション映画『HELLO WORLD』の主題歌が発表された。
同作は、細田守監督の『時をかける少女』『サマーウォーズ』の助監督や、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の監督を務めた伊藤智彦の最新作。2027年の京都を舞台に、高校生の堅書直実、10年後の未来からやってきたカタガキナオミ、直実のクラスメイト一行瑠璃の人間模様を描く。直実の声を北村匠海(DISH//)、カタガキナオミの声を松坂桃李、瑠璃の声を浜辺美波が演じる。
主題歌には、映画のシーンにあわせて書き下ろされたOKAMOTO’Sの“新世界”、Official髭男dismの“イエスタデイ”、Nulbarichの“Lost Game”の3曲を起用。劇伴は「今もっともおもしろいアーティストたちによって、新しい映画音楽のかたちを創造する」というコンセプトのもと『HELLO WORLD』のためだけに結成されたプロジェクト「2027Sound」が担当することもわかった。OKAMOTO’Sを中心とした「2027Sound」には、Official髭男dism、Nulbarichに加えて、OBKR、Yaffle、STUTS、BRIAN SHINSEKAIが参加し、43曲の劇伴を制作。オープニング曲のボーカルはAAAMYYYが務める。9月18日にはサウンドトラックがリリース。
さらに本ポスタービジュアル、“新世界”“イエスタデイ”を使用し、北村がナレーターを務めた予告編が公開された。
自分が声で出演した作品の映像が出来上がってきているのを見て、すごく世界が広がっていると感じました。
早く完成形が観たいです。
(2027Soundについて)こんなにも多く音楽シーンを担っている凄い音楽人達が連なっているのを初めて見ました。
これだけの方々が集まってくれたことで化学反応が凄く起きていると思います。僕の大好きなアーティストしかいません。
今回、松坂桃李さん、浜辺美波さんとご一緒させて頂いたのですが、お二人と同じくらい凄いキャスティングだなと思いました。映画館という大きいスピーカーもある特別な空間で、その音楽を聴けることはかなり幸せなことだと思います。
(今回主題歌を担当するOKAMOTO’Sについて)OKAMOTO’Sさんが作り出す音楽はエネルギーが違います。難易度の高い音楽で、各々のスキルも凄いと思います。ベースのハマオカモトさんは僕が日本人で一番好きなベーシストです。OKAMOTO’Sさんに音楽をやってもらえて僕も凄い光栄でした。
OKAMOTO’Sとして初めての映画音楽制作でした。脚本だけを手渡されそこから制作を始め、すぐに書き上げた曲が主題歌である「新世界」で監督から「新世界」以外ない!と、ハッキリ言ってもらえた時はとても嬉しかったですし、もうこれしかない、という妙な確信と共に劇中の音楽もこの曲に導かれるように少しずつ書いていきました。音楽は、自分達の周りにいるミュージシャンと2027Soundというチームを組み俺たちだけではできないこと、作れない音を、信頼できる仲間達と共に作りました。台詞もかなり覚えてしまい、北村匠海くんの声マネをしながら曲を考えたりも。何より初めて映画制作というものに携わってみて、心の底からこの映画を愛してしまいました。
沢山の人の愛しい子であり結晶であるこの映画がたくさんの人に届いてくれること、そして2027Soundの楽曲がお客さんと映画の間にかかる架け橋のようになってくれたら、と願っています。
色んなアーティストが音作りに取り組む映画という点が魅力的でしたし、『HELLO WORLD』の世界観が一瞬で好きになりました。人を想う心の強さや、その裏側に潜む苦悩のさまを、美しいメロディに乗せて表現することを大切にしました。
Nulbarichとして映画音楽(主題歌)を担当するのは、初めての経験だったのですごく嬉しかったのと同時に、どうやってやろうって思いましたね。
でも、劇中のとても大事な場面でスケール感も含めて、僕たちバンドがトライしたい方向にもリンクしてるのもあって、自分達らしさがしっかり出ればと思い自然にできました。
主人公と自分を同化させて、自分の言葉としてそこに入り込んだイメージで作りました。
普段は自分が感じたことを元に音や言葉で表現しているので、自分がしっかり主人公になるってところが難しかったですね。
提供:音楽ニュース:CINRA.NET
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