不安に寄り添う大切さを 世界14ヶ国で彩るMV「Stand By Me」公開

News

文: 梶野有希 

世界14ヶ国46名の障害のあるアーティストがオンラインで共演する「Stand By Me」のカバーMVが6月3日に日本財団より初公開された。

世界14ヶ国46名の障害のあるアーティストがオンラインで共演する「Stand By Me」のカバーMVが6月3日に日本財団より初公開された。

MVはアメリカで最も有名な手話通訳者として知られるAmber Gallowayが手話通訳を務め、日本からは“和製スティービー・ワンダー“と称されるピアニスト・シンガーの木下航志、全盲のヴァイオリン奏者の穴澤雄介、義足のダンサー・女優の森田かずよのほか、2020年2月にTrue Colors MUSICALに出演したダンサーの東野寛子鹿子澤拳らが出演している。

今回のMV制作は中止が発表されていた<True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭>の再開をきっかけに実施。新型コロナウイルス禍の影響を受け、“不安を抱えている人に寄り添うことの大切さ“を発信すべきであるいう思いが込められている。

<True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭>とは、パフォーミングアーツを通じて、障害・性・世代・言語・国籍など、個性豊かな人たちと一緒に楽しむ芸術祭であり、誰もが居心地の良い社会の実現につなげる試み。

新型コロナウィルスが引き起こす状況を体験したことで人とつながることの大切さを再認識し、今後は新たな環境でアーティストと観客がどのように共に楽しむことができるのかを考えながら、アーティストと観客が同じ場所で想いや体験を共有できる日までオンライン上で活動していくとのこと。

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる