LITEが作る“ROCK for US”プレイリスト『インストロックバンドが新境地へ臨んだアルバムリファレンス曲』｜Squid、Dragon Ashなど

Playlist | 2024.02.27 2024.04.07

文： LITE　編：riko ito　

新アルバム『STRATA』で新たに挑戦したことやコンセプト
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LITEが作る“ROCK for US”プレイリスト『インストロックバンドが新境地へ臨んだアルバムリファレンス曲』
LITE・人気曲プレイリスト

毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画。2024年2月は“ROCK for Us”をテーマに、ロックミュージックから受けた影響や、日々を生きる中でロックに救われてきた経験などをアーティストやクリエイターたちに伺っていく。今回は、インストロック／マスロック界を牽引するバンド・LITEのメンバー4人が制作したプレイリストをお届け。

アーティストの方に特集テーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、結成20周年以上のキャリアを持ちながらも、近頃ではDÉ DÉ MOUSEとのユニット・Fake Creatorsでの活動など、常に最先端なアクションを続けるインストロックバンド・LITEが登場。今月の特集テーマ“ROCK for Us ―日々を生き抜くための音楽―”のもと、メンバーにロックミュージックから受けてきた影響を尋ね、全10曲のプレイリストを作ってもらいました。

LITEが制作したプレイリストのタイトルは『インストロックバンドが新境地へ臨んだアルバムリファレンス曲』。プレイリストの中からBurnt Friedman（バーント・フリードマン）, Jaki Liebezeit（ヤキ・リーベツァイト）, David Sylvian（デイヴィッド・シルヴィアン）、Dragon Ash、Squid（スクイッド）、James Brown（ジェイムス・ブラウン）などの楽曲をピックアップし、コメント付きで紹介しています。2023年1月31日に最新アルバム『STRATA』をリリースしたばかりのLITE。常に音楽的な実験を続けるLITEの“創作の源”に注目です。（編集部）

PROFILE

LITE（ライト）

2003年結成、武田信幸（Gt./Vo.）、楠本構造（Gt./Syth）、井澤惇（Ba.）、山本晃紀（Dr.）からなる4人組のバンド。斬新でカッティングエッジなリフやリズムを組み合わせ、これまでにないユニークかつエモーショナルなサウンドで聴き手を魅了する。そのサウンドは国内だけでなく、海外でも話題を呼び、アメリカのインディーレーベル〈Topshelf Records〉からも作品を発表。アメリカやヨーロッパ、アジアなどでもツアーを行い、UKの音楽フェスティバル＜ArcTanGent Festival＞ではヘッドライナーを飾るなど、国境を越えた活躍をみせている。

2021年に映画『騙し絵の牙』やNetflixオリジナルアニメーション映画『ブライト：サムライソウル』のサウンドトラックを手がける。同年には自身の既存発表曲やアウトテイクを、リミックス、コラボレーション作品としてデジタル配信でしていくプロジェクト『Fraction』を発表。2022年にはプロデューサー／DJのDÉ DÉ MOUSEとのプロジェクト”Fake Creators”を始動し、ジャンルを超えた幅広い活動も行っている。

2023年4月には、活動20年にしてLITEを再定義するような約1年半ぶりとなるシングル「Endless Blue」を皮切りに、2024年1月31日には4年半ぶりとなる7th アルバム『STRATA』を発表した。

外部リンク

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新アルバム『STRATA』で新たに挑戦したことやコンセプト

武田信幸（Gt./Vo.）：

活動20年を迎える中でどこまで続くかわからない先を見据えた時に、心のなかで「やらずに後悔すること」という思いがあり、LITEの楽曲にバンドメンバー自らの声を入れる実験を行いました。根底にはより広くLITEの音楽の間口を取ったら世界が広がっていくだろうという好奇心も強かったように思います。レコーディング・ミックスも全てメンバー自身が行いましたが、これも初めての試みであり、自由を追求したアルバムになっていると思います。

PICK UP SONGS

Burnt Friedman, Jaki Liebezeit, David Sylvian「The Librarian – Nonplace Version」

武田信幸（Gt./Vo.）：

「The Librarian」の中で歌っているDavid Sylvianの歌声にどうやったら近づけるだろうということからLITEの歌は始まりました。前情報無しでライブで披露したところ、ライブ後にPAさんにDavid Sylvianみたいだったよ、とピンポイントで言われた時には舞い上がりましたね。

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Dragon Ash「Deep Impact (feat. ラッパ我リア)」

楠本構造（Gt./Syth）：

去年の夏、1ヶ月程入院していました。その時、この曲に限らず何故か90年代のHIPHOPやミクスチャーをよく聴いていました。退院後に「Deep Insaid」や「Thread」をレコーディングした際、無意識にその辺も出たのかなと思っています。

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Squid「Broadcaster」

井澤惇（Ba.）：

太いシンセサイザーをバンドにどう上手く落とし込むかを考えるときによく聴いていた楽曲。自分たちの持ち味でもある硬質さとアナログの質感を掛け合わせるバンドってそういなかったので新鮮でした。また、ベーシストとしても無闇に音を埋めずにどう音の輪郭を出すかをよく練ることがあるので、ポスト・パンク的なサウンドの隙間を探る意味でも先の2曲はとても参考になりました。

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James Brown「Funky Drummer」

山本晃紀（Dr.）：

僕が作った箸にも棒にもかからない拙いデモを、構造が再構築してくれて出来上がった「Endless Blue」。ビートは残しつつ、上物を一新してめちゃくちゃカッコよくしてくれました。LITEで今までやったことのないものを取り入れたくて、ファンクの帝王からこちらのフィールを参考にさせていただきました。一瞬シンプルに思えるようなビートも奥が深く、まだまだ追求できるし、やっていきたい。

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LITEが作る“ROCK for US”プレイリスト『インストロックバンドが新境地へ臨んだアルバムリファレンス曲』

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RELEASE INFORMATION

LITE New Album『STRATA』

2024年1月31日リリース

1. Upper Mantle
2. Deep Inside
3. Crushing
4. Thread
5. Dark Ballet
6. Endless Blue
7. Breakout (Album Ver.)
8. Lower Mantle
9. Left Unsaid

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各種ストリーミングURL

EVENT INFORMATION
＜SYNCHRONICITY’24＞

2024年4月13日（土）東京・渋谷

＜A COLOSSAL WEEKEND 2024＞

2024年5月16日〜18日（土）デンマーク・コペンハーゲン

＜Portals Festival 2024＞

2024年5月25日（土）イギリス・ロンドン

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