東京のアートコレクティブ「dosing」からElena Midori選曲『what is phonk?』NxxxxxS、Soudiereなど|12月連載3/4

Rensai

文: Asahi 

東京で注目を集めるパーティとのコラボ・プレイリスト連載企画。東京のアートコレクティブ(=集った人間が芸術表現を行っていく場所)『dosing』のメンバーが毎週セレクトした楽曲を紹介します。今月はElena Midoriが担当。

東京のアートコレクティブ「dosing」メンバー・Elena Midoriセレクト

Remember Last Summer / NxxxxxS


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Elena Midoriコメント:

才気あふれるフレンチプロデューサーNxxxxxsの作品だよ。夏のホラーブームを思い出させるような不気味、Spookeyなメロディーの上で、サンプルが軽快に揺れるチューンだね!

Playa Shit / NxxxxxS, Soudiere


インタビュイー画像

Elena Midoriコメント:

プレイリストが終わりに近づくにつれて曲調を憂うつでチルな雰囲気に移していくね。 二人の才能溢れるプロデューサー、NxxxxxsSoudiereのコラボが美しい郷愁感を醸し出してる。80年代っぽいバイオリンとwind chimesの愉快なメロディー、それに対比するかのような重たいサウンドのボーカルがくすぐったく気持ちいいね。最後のスローダウンではヴェイパーウェイブっぽさも出してて聴き逃せないわ。ちなみに、Soudiereってフランス語でソーダ工場って意味だって知ってた?

Hot Spot / Soudiere


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Elena Midoriコメント:

2PACの「Cradle to the Grave」に影響を受けたようなリードシンセが、メランコリックで快感を誘うよね。ちなみにA$AP Rockyもこのサンプリングソースをニューアルバムの一曲に使用しているから聴いてみて。

DNA Force / Dj Smokey


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Elena Midoriコメント:

phonkの中に多く見られる特徴として、陰謀論を嘲笑うこと。
特にそれが顕著に見られるのがphonk重要人物のDj Smokey。ご存知のとおりオンライン上には政府や大企業などについての陰謀論は無数にあり、その内容はまぁ興味深いよね、haha。この曲、「DNA Force」ではラジオホストも務める有名な陰謀論者のAlex Jonesの声のサンプリングをふんだんに盛り込んでいるんだ。


毎週月曜日更新!東京のアートコレクティブ「dosing」プレイリスト




dosing

ドリーミングオブスリーピング Dosing(Dreaming of sleepingの略称)は東京を拠点にした日夜不眠症に悩まされているアーティスト、ミュージシャンのコレクティブである。
睡眠不足で創造性を養い、東京のライフシーンに一石を投じるクリエイター達の集団であると同時に、世界各地の最先端カルチャーを東京のライフシーンに届ける発信者。また、パーティやイベントという形態を介して新しい形のコミュニティスペースも創造している。

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Elena Midori Profile

Elena Midoriは日本とドイツのハーフDJ。ヨーロッパのテクノ・ハウスシーン、そしてHip Hop/Trap/RnBの流れを融合させたスタイルでのプレイを特徴とする。東京のアーティストコレクティブ「dosing」のメンバーであり、2016年よりDJとしてのキャリアをスタート。
Circus TokyoやSound Museum Visionなど東京ナイトシーンの中心でのプレイはもちろん、1OAK Tokyoではレギュラー出演も果たす。2018年にはRedBullMusicFestival「PLUG24」にもdosingのメンバーとして出演し、Block fmやWREPといったラジオプログラムでのプレイなど活動の幅を広げている。

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