山﨑彩音が選ぶ今年のベストソングプレイリスト『2018年』ザ・キュアー、Cat Powerなど|12月連載2/4

Rensai

文: 久野麻衣 

毎週更新のプレイリスト連載企画。12月のテーマは年間ベスト。山﨑彩音さんが選ぶ今年のベストソングを4週に渡ってお届けしていきます。

山﨑彩音セレクト『2018年』

Boys Don’t Cry-Chestnut Studio Demo 5/78 / ザ・キュアー

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山﨑彩音のセレクトポイント:

前の4曲からの流れを考えると、オリジナルバージョンの『Boys Don’t Cry』ではなくて、音が歪み気味のこっちにしようと思った。この曲はリフとボーカルと曲の展開、曲の短さ、全てパーフェクト!グッとくる。実はキュアーは、母の影響で中学生の頃からよく聴いている。大好きな唄だ。

Let the Cool Goddess Rust Away / Clap Your Hands Say Yeah

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山﨑彩音のセレクトポイント:

イエローで不思議な人のイラストのジャケットがいいなって思って聴き始めた。初めて再生したとき、今まで聴いたことがなかった音楽に出会ったと感じた。わたしが普段、あまりジャンルとか気にしないで音楽を聴いてるせいかもしれないけど、なんていうか、すごく自由な音楽だなって思った。こういう音楽を理解したい!って焦ったり、一生懸命食いつくように聴いたりしたCDは、いつまでも記憶に残るというのが今年改めて判明した。アルバム全体に余白があるから、その“なんだこれは?”という感情を考える隙間が曲の中に与えられているように思う。

Sail to the Moon / レディオヘッド

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山﨑彩音のセレクトポイント:

わたしが大好きで聴いてきたクラムボンだったり、日本のオルタナティブを感じる曲。むしろ、自分の「La mer」という曲にも近いものを感じて、バンドバージョンで演奏するなら、こういう感じもいいなと妄想したりして。そんなこともあって、不思議と安心感がある曲。

Half of You / Cat Power

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山﨑彩音のセレクトポイント:

Cat Powerは綺麗で歌も上手なのに、キャピキャピしてないところが好き。むしろ重たくて、どこか冷静で、そういうところが自分と似てるなと勝手に思っていている。この曲も、チルソング!とか言われそうだけど、そんなことなくて、どこまでも一つの芯が感じられる、そういう曲。

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山﨑彩音 Profile

15才から東京、神奈川の有名ライブハウスで活動。16才の時にファーストEP『Yer』をライブ会場と通信販売のみで発表。声と言葉。全曲詩先による作風。
2016年、FUJI ROCK FESTIVAL 2016 にシンガーソングライター史上最年少で出演を果たし、2017年にはファーストミニアルバム 『キキ』 を発売。
FM横浜『KANAGAWA MUSIC LAND』 レギュラー・パーソナリティーを担当するなど多方面での活躍をみせる。2018年7月、フォーライフミュージックエンタテイメントよりファーストアルバム『METROPOLIS』でメジャー・デビュー。

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